こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回の記事のテーマは、「(スト6における)ドライブインパクトの対策」です。
ドライブインパクトと言えばスト6のゲーム性を象徴する「ドライブシステム」の一つであり、
大振りながらワンボタンで繰り出せる上に非常に強力な性能を誇ります。
このインパクトを対策しようと思ったら、
相手が繰り出したインパクトを見てからこちらもドライブインパクトで返す対策(通称「インパクト返し」)が定番です。
しかし、「インパクト返し」は純粋な反応速度・集中力の勝負になりがちです。
その発生(技が出る速さ)も、
- (ガン見してないと、)反応できそうでできない
のギリギリを攻めている絶妙な調整っぷり。
ゲームに慣れない初心者はもちろん、世界トップクラスの強者やプロゲーマーですら
「インパクト返しができない(反応が間に合わない)」と苦しむ人が後を絶ちません。
そういった様子を見て、
- スト6はインパクトのせいで単なる反射神経ゲーになった
- スト6はインパクトをぶん回すだけで勝てる、上手いとかない大味なク〇ゲー
- スト6はインパクト返しができるかできないかだけで勝敗が決まる、つまらないゲーム
そのように思う人がいるかもしれません。
しかし、僕は言いたい。
諦めるには、
まだ早い!!!!
という訳で、僕が身をもって調査し検証してきたインパクト対策の全てを
この記事に詰め込みます。
是非参考にしていってください。
それでは、どうぞ!
反応に頼らないインパクト対策を知り、「インパクター」を分からせろ!

事実、インパクトを100%見てから返すのは現実的とは言えません。
反応に自信がないのであれば猶更、
攻略と技術でインパクトを対策していく事が非常に重要です。
反応に頼らずインパクトを対策する手法を知っておきましょう。
受けられてもインパクトが確定しないように牽制技を振ろう!


当たった時のダメージが大きい強攻撃や、
「中足波動」のような複数の技を用いて畳みかける連係は確かに強力です。
しかし、これらは全てインパクトを合わせる格好の的。
なので、相手にインパクトを合わされた場合でもインパクト返しが間に合うように、
弱攻撃や中攻撃(単発)も牽制に取り入れるのがベターです。


▲確定さえしていなければ、牽制技をインパクトで受けられてもインパクト返しができます。むしろアーマーのヒットストップが起こる分確認の猶予が伸びる事があるため、余裕を持って返せる機会も多くなります。
短いスパンで3ヒットする連係を使おう!


ドライブインパクトは発生前のスーパーアーマーで
2回まで相手に攻撃に耐えられる性質を持っています。
これは即ち、インパクトは3ヒット以上する連係を受ける事はできないという事です。
自分の使用キャラクターで、短いスパンで3ヒットする連係があれば
それを使ってみましょう。
短スパンで3ヒット以上する連係の一例
- JPの立ち中K>弱ストリボーグ
- リュウのしゃがみ中K>OD波動拳
- ラシードのしゃがみ中K>弱スピニングミキサー
垂直ジャンプを置こう!

インパクトはかなり大振りかつ前方に大きく推進する技です。
このため、垂直ジャンプを合わせる事ができれば
そのままジャンプ攻撃が確定してコンボを決めるチャンスです。
相手がインパクトを打ってくる気配を感じたら、
垂直ジャンプを置いてみるのも一つの手です。
もちろん、慣れた相手には対空されたり着地際に攻め込まれたりはするので
やりすぎは禁物です。
(遠距離キャラなら)インパクトが届かない距離まで離れよう!

やや身も蓋もない話ですが、
そもそもインパクトが届かない間合いまで離れておくのも一つの作戦です。
- 遠距離を保ったままでも戦えるキャラ(いわゆる遠距離キャラ、STGキャラ)を使っている
- ドライブゲージの回復をしたい状況(そもそも攻める必要がない)
といった条件に当てはまる場合はインパクトに付き合わず、
安全を確保する事に専念するのも良いでしょう。
インパクト返しは、インパクトが来ると分かってさえいれば”絶対に”できる!!!

ドライブインパクトを全て返すのは現実的ではありませんが、
意識的にドライブインパクトに注目してさえいれば、見てから返す事は十分可能です。
スト6における反応速度の限界は、実戦的なラインで20F前後といった所。
ドライブインパクトは発生26Fであり、
かつ発生した瞬間ギリギリまで引き付けてもインパクト返しは成立します。
6Fも余分に猶予があると思えば、決して無理レベルの領域ではないのです。
インパクトを返せないのは、他の事に気を回しているから
トレーニングモードでやる分にはインパクトを返すのは難しくないのに、
対戦になると途端に返せなくなりますよね。
(無論、筆者もインパクトを返せない事はザラにあります)
何故かというと、
対戦中はインパクト以外にも見るべきもの・考える事が沢山あるからです。
- 相手がジャンプしてくるかも(見てから対空しないといけない)
- 相手がラッシュしてくるかも(ラッシュを警戒しないといけない)
- 相手が牽制技を振ってくるかも(差し返し等で対策しないといけない)
- 前回のラウンド、相手は試合後半で無敵技をぶっぱなしてきた(次もぶっぱなしてくるかも)事を覚えておく
- 相手の歩きガードを見て、間合いの取り方を考えている(以前はあの距離まで踏み込んできたから次はこの距離…云々)
といった事を考えたり意識したりすればするほど
インパクトへの反応は遅れ、返せなくなってしまいます。
他に警戒するべきもの、気を逸らす要素があればあるほど、
集中力が乱れて反応が遅れてしまうのです。
インパクトを返せるだけの「意識配分」が重要!

人間の脳の機能にも限界があり、
とりわけ素早い反応が求められる行為を幾つも同時に並行する事はかなり無理があります。
そこで、反応が良いと言われるプレイヤーほど
- 大体一つか二つの択に重点的に意識を割く
- 意識のリソースは最大10
- 差し返しに5、対空に4、ラッシュ止めに4、インパクト返しに3といった意識を割く事が求められるとして…
- 差し返し5、ラッシュ止め5の意識配分→対空とインパクト返しは諦める
- 対空4、インパクト返し3の意識配分→ラッシュ止めと差し返しは諦める
といった意識配分を、状況別で細かく決めているのです。

この際に大事なのが、意識してない択は無理に見てから返そうとしないという事です。
なんでもかんでも見てから返そうとしようものなら、
- 差し返しに4(5を割いてないので反応が間に合わない)
- 対空に1(2を割いてないので反応が間に合わない)
- ラッシュ止めに4(5を割いてないので反応が間に合わない)
- インパクト返しに1(2を割いてないので反応が間に合わない)
といった感じで意識の容量オーバーを起こしてしまいます。
これだと全ての選択肢に対して反応が間に合わない(全部食らう)という
最悪の状態になってしまうのです。
「予め意識してない行動をされた=読み負けた」と
受け入れる(見逃す)勇気も必要です。
なんでもかんでも見てから返そうとするのは
ただ欲張りなだけですよ、と自戒も込めて言っておきます。
インパクトを打つのが「強い」状況を理解しておくことが、インパクトを返すコツ!

ひと口にインパクトと言っても、
「ここでインパクトを打つのは(セオリー的に)強い」という状況があります。
インパクトがセオリーに裏打ちされて強さを発揮する状況は、
インパクトを警戒するチャンスです。
インパクトを対策する前に、まずは「使う側」に回ってみて
- こういう状況では、こういう理由でインパクトを打つのが強い
- ここでインパクトを打っても余り美味しくない
- ここでインパクトを打つと返されやすい
などといった情報を、経験しながら学んでいきましょう。
そもそもの反応速度(集中力)を高める工夫をしておこう

ここまではゲーム内で完結するテクニックやノウハウを紹介してきました。
しかし、そもそもの話として
プレイヤー自身が目の前の試合に集中・没頭できる環境が仕上がってなければ
インパクトに反応する事は難しいでしょう。
ここでは、反応速度・集中力を高めるために
対戦する前から、ひいてはスト6を遊ぶ以前にやっておくべきタスクを紹介しておきます。
「インパクトボタン」を設定しておこう!

スト6ではコントローラー設定(いわゆるキーコンフィグ)画面から
コントローラーにインパクト(クラシックタイプの場合、厳密には強P+強K)ボタンを割り振りする事が可能です。
どのボタンをインパクトボタンにするべきかは、
使用するデバイスやプレイヤーの好みにもよるので一概には言えません。
「普段使いはしないけど、咄嗟に押す際にはちょうど良い位置」のボタンを
インパクトボタンに設定しておきましょう。


▲キャンセル可能な技を振る際に相手のインパクトが見えたら、咄嗟にインパクトに連係させる事で「キャンセルインパクト返し」を決めるのも重要です。牽制技を振る瞬間はインパクトボタンに指を添えておきましょう。
ちなみに筆者は操作デバイスとしてパッド(ファイティンコマンダーOCTA)を使い、R1(右側手前のトリガー)ボタンをインパクトボタンにしています。
パッドのトリガーには常に指を添えておけるので
インパクトボタンには最適と言えるでしょう。
遅延を対策しよう

遅延が大きい(ラグい)環境で対戦していると
それだけインパクト返しを始めとした反応プレーの難易度は高まります。
遅延が大きい環境でプレイしているとインパクト返しができなくなるだけでなく、
単にアクションゲームとしての面白さにもかなりの悪影響を及ぼします。
ゲームの遅延(ラグ)は可能な限り排除する事を強くオススメします。
なるべくゲーム機の周辺にモノを置かないようにしよう!

ゲーム機以外に楽しいものが周囲に散乱していると、
無意識のうちにそれらに意識が引っ張られてしまいます。
本人はゲームに集中しているつもりでも、
「あれも見たいな~遊びたいな~食べたいな~」
という欲求を押さえ込むのに脳のリソースを使ってしまうのです。
なので、最低でもスト6をプレイする時だけでも
周辺にはなるべくモノを置かないようにしましょう。
- スマートフォン(スマホ)
- 携帯ゲーム機
- テレビ
- 複数のPCモニター(動かせないなら、せめて電源を切る)
- タブレット
- 飲食物(なるべく飲み物1本のみに留める)
何とは言わないがムフフな雑誌や漫画
とりわけスマホは”近場に置いてあるだけ”で集中力が削がれる事は
多くの科学的な裏付けがあります。
格ゲーに限らず、何かしらに集中して取り組む時は
スマホを別室に置く事を強くオススメします。
そもそも、ゲームしてる場合ですか?

- 今日やるべきタスク(勉強・仕事・家事等)が残っている
- 体調が良くない・疲れている
こういった原因でもゲームに没頭しきれなくなり、
それだけ集中力が削がれてインパクトを返せなくなります。
ゲームを楽しむのは今日やるべき事をしっかり終わらせてからにして、
疲れているならゲームを控えて今日はぐっすり眠りましょう。
なんだか説教臭くなってしまいましたが、
コレは心からゲームを楽しむためにこそ必要な心構えです。
他ならぬ僕自身が身をもって理解した事でもあるので、
是非沢山の方に広まって欲しい。
まとめ
- まずは反応に頼らない対策から覚えよう!
- アーマーで受けられても、そのままインパクトが確定しないような技の振り方を心掛ける!
- 安易な中足波動の入れ込みは禁物!弱攻撃や中攻撃を単発で振るのも大事!
- 垂直ジャンプを置くのはアリ!
- 遠距離キャラなら、インパクトが届かない間合いまで離れよう!
- アーマーで受けられても、そのままインパクトが確定しないような技の振り方を心掛ける!
- インパクトは意識してさえいれば必ず返せる!
- インパクトを返せる「意識配分」をしよう!
- 返すべき場面で意識し、そうでもない時は無理に返そうとしない事が大事
- インパクトを打つのがセオリー的に強い場面では、逆にインパクトを警戒するチャンス
- そもそもの反応速度・集中力を高める工夫をしておこう
- インパクトボタンを用意しておこう
- 「遅延」を対策しよう
- ゲーム機の周りにモノを置かないようにしよう!
- 毎日のやるべくタスクをこなせ!目を逸らすな!
おわりに

身も蓋もない話になりますが、
インパクトを返せなかったからと言って気にしすぎないのが一番です。
筆者の経験談も込みで語らせてもらうと
- 複数の択に対応できるような技の振り方やタイミング調整(いわゆるファジー)を狙っている時
- どの技をガードしたらどう動くかを考えている時(しゃがみ弱Pをガードしたらしゃがみ中Pを打ち返し、中足をガードしたらDリバする等)
- パリィラッシュを止める事(いわゆるラッシュ止め)と対空を出す事を同時に意識している時
- 新しく身に着けたコンボやセットプレイを実戦に取り入れようと意識している時(特に新キャラを使い始めたての頃)
といった所へインパクトを打たれるとほぼ返せなくなるんですよね。
これは何も僕だけの話ではありません。
難しいテクニックに習得しよう・挑戦しようとする意識が高ければ高いほど、
今までにないテクニックを身に着け、今より上手くなろうとすればするほど、
意識の容量オーバーを起こし、インパクトが返せなくなるフェーズが誰にも訪れるのです。

では、インパクトを返せなくなるから…と言って、
言い換えれば、やろうと思えばできる事ができなくなるから…と言って
向上心を持ち、高い目標を掲げ、
新しい試みや難しい技術に挑戦する事は
間違っているのでしょうか?
そんなハズがありません。
例え痛みを伴ってでも、
今より上手くなろうとする事・上を目指そうとする事は、
何も悪い事じゃない。
素晴らしい事です。
インパクトを返せないのは
“それ以外の事”を上手くなろうとしている証拠です。
それを誇る意義こそあれ、恥じる必要なんてどこにもないのです。
「インパクトを返せないのは恥」なんて価値観は、
誰かが勝手に決めたモノに過ぎません。

逆に言えば、インパクト返しができるという事は
インパクト以外の事にあまり意識を割いていなかったという事でもあります。
- 「俺はインパクトを返せるから偉い!」
- 「プロでも出来ない事をしてる俺は凄い!プロゲーマーとかインパクトも返せないから大した事ない!」
- 「俺は人間性能が高い!」
といった感じで驕ってしまったり、
インパクト返しに成功した時に
- 「インパクトを返した!凄い!」
- 「うおおおおおお!!!」
みたいに周りから言われるのに気持ちよくなったりして、
インパクト返しに拘りすぎてしまうと、
むしろ成長を止める原因になる恐れもあるのです。
くれぐれも、「インパクト返し中毒」にはならないよう気を付けていきましょう。
そんな訳で、今回はここまで。
僕も立派な「おじ」世代の人間ですが、まだまだスト6を楽しく遊びたいので
今後ともインパクトと向き合っていきます。
一緒に頑張っていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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