こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回のテーマは、「(格闘ゲームにおける)置き」についてです。
相手の接近を阻止するために
中間距離で技を先に繰り出しておく行動のこと。
主には前歩き(踏み込み)で距離を縮めながら技を繰り出してくる相手に対して、
こちらはその場から動かず技を繰り出す事で先手を取るテクニック。
「置き」は相手の「差し込み(攻撃を当てに来る行動)」もしくは「踏み込み」への対策の一つとして、
そして多くのプレイヤーから憧憬の念を集める「地上戦」を構成するパーツの一つとして広く知られています。
しかし、「置き」という言葉は格ゲー用語として頻繁に使われるものの、
- 「何となくやっているけど、よく分かっていない」
- 「上手い人の置きと、自分の置きの違いが分からない」
と感じている人も多いのではないでしょうか。
本記事は、読まれた方が格ゲーにおける「置き」を適切に理解し、
実戦で使いこなせるようになることを目的に執筆します!
最後まで読んでいただければ、
あなたのプレイスタイルに新たな武器が加わるハズ!
それでは、どうぞ。
大前提:「置き」とは、相手の「差し込み」に対する回答の一つに過ぎない!

- 差し込み(相手に技を直接ぶつけに行く)は、差し返しに勝つ。
- 置き(相手の動きに丁度噛み合うよう技を出す)は、差し込みに勝つ。
- 差し返し(相手が目前で空振りした技のスキを突く)は、置きに勝つ。
こういった差し合いの3すくみの話は、
格闘ゲームをやっていればどこかで聞いたことがあるでしょう。
実際、これはこの通りです。
即ち「置き」は相手の差し込みを防ぐ手段の域を出ません。
そもそも相手が「差し込み」をしてこないにも関わらず、
「置き」に固執するのは本末転倒なのです。

置き技を当てるコツは、相手に差し込み(踏み込み)を”させる”こと→「差し返し」を意識づけろ!
繰り返しますが、「置き」は相手の「差し込み」を潰すための択です。
即ち、置き技を狙うには相手が「差し込みたくなる状況」を作り出し、誘導することがカギとなります。
具体的には、こちらの「差し返し」を相手に意識づける事が重要です。
- 意図的に何度か差し返し(中距離でうろうろする等)を狙い、相手が警戒するように仕向ける
- 差し返しからパニカンコンボを決め、相手にプレッシャーを与える
こうすることで、相手は「差し込み」の比重を増やす必要に迫られるため、
「置き」がより有効に機能するようになります。
敢えて後ろに下がったり、がっちりとガードを固めてみるのも
相手に「差し込み」を誘う布石となり得ます。
置き技の適切な振り方・ノウハウ

ここまでは「置き」をする本来の目的と狙い方について解説しました。
ここからは、より具体的な「置き」のノウハウ・やり方について解説していきます!
相手の差し込み方(踏み込みの深さ)を見ることがカギ!
ひと口に「差し込み」と言っても様々なパターンがあり、
具体的には距離や状況に応じて様々な技を「差し込み」として用います。
- 投げ:ほぼゼロ距離でないと決められないため深く踏み込まないといけない(被弾のリスクが大きい)が、相手のガードを崩せる
- 中攻撃など:発生がそこそこ速く、リーチも伸び、キャンセルも効く
- 強攻撃などのリーチが長い技:隙が大きいが、あまり距離を近づけずに攻撃できる(前歩き中に被弾するリスクが小さい)
当然、用いる技によって有効な間合いが異なるために、
「差し込み」の直前に行われる「踏み込み(前歩き)」の深さも異なってきます。
これらに応じて
置きに使う「技」と、置き技を繰り出す「タイミング」に変化をつけていくのが重要です。



▲「相手がどこまで深く踏み込んでくるのか?」「どの距離でどういった選択肢を取るのか?」といった材料を元に、置く技とタイミングを使い分けていきましょう。
「置き」に適した技を使うようにしよう!
「置き」に向いた技としては、以下の特徴が挙げられます。
- 発生が速い:相手の「差し込み」技に先手を取りやすい
- 隙が小さい:空振りしても反撃(差し返し)されにくい
- 持続が長い:相手の前歩きや、「差し込み」技に引っ掛けやすい
- 判定が強い:相手の「差し込み」技をつぶしやすい
もちろん距離に応じて適切な技は異なってきますが、
なるべくこういった要素を高い基準で満たした技を使いたい所です。
トレーニングモードで、自キャラの「置き」に適した技を調べておきましょう!
筆者的には「発生が速い」と「判定が強い」の2点が特に重要です。

置き技には、キャンセル必殺技を「仕込む」事を意識
置き技を振る際には基本的には「キャンセル必殺技」を仕込むことで、
ヒット時のリターンを最大化させたい所です。
相手が狙った行動をした時には自動的に必殺技を繰り出し、狙った行動をしなかった時は必殺技が出ないように入力することを意味する格ゲー用語。
通常技>キャンセル必殺技の連係が「ヒット/ガード時のみ可能(空振り時は不可能)」という性質を利用し、
「置き」技にキャンセル必殺技を入力しておく事で相手に当たった時のみ必殺技に連係するよう仕向ける事が「仕込み」の代表例です。
特に、スト6では置きの中攻撃にキャンセルラッシュを仕込む事でヒット時のリターンを高めていくのが鉄板の強行動です。
まずは中攻撃>パリィボタンの一連の流れを入力しながら振り回してみましょう!

キャンセルに対応していない通常技では使えません。
4.まとめ
- 「置き」は差し込みを防ぐための手段の一つである
- 相手に差し込みをさせることが「置き」を成功させるカギ
- 相手の踏み込みの深さに応じて、置きのタイミングに変化をつけよう!
- 置きに適した技を使っていこう!発生の速さと判定の強さが特に重要!
- 置き技にはキャンセル必殺技を仕込んでおくと効果的!
- 「置き」からコンボに繋げて、大ダメージを狙え!
5.おわりに

「置き」はその場から技を繰り出すのみと、操作自体は非常にシンプルです。
その上、置きへの明確な回答となる「差し返し」の難易度が高いが故に
相手に対応されにくいのも「置き」の強さ・実戦値の高さを支えています。
従って、「置き」を活用するのは手軽に勝率を高められる手法の一つと言えます。
「置き」技を使いこなせるようになれば、確実に勝率アップに貢献してくれるでしょう!

とはいえ、相手の技術不足やミスに依存する勝ち方は
今は良くてもその内必ず壁にぶつかる原因になってしまうもの。
「置き」という強い行動を押し付けるのは勿論大切な事ですが、
ゆくゆく併せて覚えていきたいのが、強い行動の対策の対策。
つまり、こちらの「置き」に「差し返し」で対応してくる相手に、
こちらも「差し込み」で更に対応し返す事です。
記事の冒頭にも記載しましたが、あくまで「置き」は読み合いを構成する部品の一つに過ぎません。
「置き」を始めとする強い行動に依存するのではなく、
強い行動を軸とした読み合いを展開させていきましょう!
そんな訳で、今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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かくぶろ@格ゲーブロガー拓(@takukakugamer)さん / X
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