こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回の記事では、Hori製のレバーレスコントローラー・NOLVAを紹介させて頂きます。
全ての操作をボタンで操作できる構造にしたコントローラーのこと。
格闘ゲームにおいて、以前はメジャーな操作デバイスであった
「レバー」型のコントローラーからレバーを取り除いたかのような形状が特徴です。
HORIはこれまで、コストパフォーマンスに優れた格ゲー向けデバイスを
数多く提供してきた企業です。
かくいう筆者もファイティングコマンダーOCTAをきっかけに
HORIブランドに魅せられた格ゲーマーの一人です。
そのHORIが今度はレバーレスコントローラーを発売すると来たからには、
これは見逃す訳にはいかない!
と、そういった思いで
早速NOLVA(PC対応版)を購入してみました。

という訳で、この記事では実際に購入してみた筆者から見た
NOLVAの機能・セールスポイント・注意点などを詳しく解説していきます。
最後まで読めば、NOLVAが自分に合うデバイスかどうか判断できるはず!
ぜひ参考にしていってくださいね。
それでは、どうぞ。
NOLVAのスペック・セールスポイント

価格と対応機種
- PC(Windows)のみ対応版が2025年3月3日に発売開始(価格:14,980円)。
- PlayStation 5対応版は2025年4月に発売予定(価格:17,980円)。
※時期により市場価格が変動する事があるので注意。
プロが使用するような高級レバーレスは4~5万円くらいするのが当たり前のため、
それと比較するとNOLVAは非常にお手頃な価格と言えます。
後で解説しますが、レバーレスは人によってかなり向き不向きがあるデバイスです。
高価なレバーレスをいきなり買うより、
「NOLVAでレバーレスを試してみる」という感覚で購入するのもアリですね!
サイズ・重量
- 横幅:約30cm
- 奥行:約21cm
- 厚さ:約3cm
- 重量:約710g
ポイントとして、軽い点は見逃せません。
「コントローラーの重さとかゲームと関係ないじゃん」と思うかもしれませんが、
実際の所コントローラーの重さは格ゲーマーのQOLにかなり影響します。
取り出したり収納したりする際は勿論、
オフ対戦などに出向く際にもコントローラーを持ち運ぶ事になりますから
その持ち運びの負担が減るのは地味ながら大きい。
椅子に腰かけた際に足に置くスタイル(いわゆる膝置き)でのプレイで
負担になりにくいのも、個人的に嬉しいポイントです。

ボタン配置と機能
- デフォルトで12ボタン搭載。
- 最大3ボタンを追加可能(ただし、追加した場合は元のボタンが使用不可)。
- ボタン配置をカスタマイズできるアサイン機能搭載。
- ただし、CPT(Capcom Pro Tour)ルールに準拠するためか、同じ機能を複数のボタンに割り当てることは不可。
- ボタン形状は平たく、背が低い。
- ボタン裏に爪で引っ掛かる構造があり、スライド押しなどをしても外れにくい。
アサイン(ボタン機能の交換)機能あり
アサイン機能とは、
ボタンの一部に独自の設定を割り当てることを意味するIT用語です。
ざっくり解説すると、NOLVAのアサイン機能は
既に用意されているボタン同士で機能を交換し合うような形で設定可能です。
具体的なやり方



この仕組みにより、
2つ以上のボタンに同じ機能を割り当てする事が不可能となっています。
これは明らかにストリートファイターの世界大会である
「Capcom Pro Tour」のルールを意識した仕様ですね。
攻撃行動として使用できる入力系統は最大11個までとする。
ただし同じ攻撃行動を複数の入力系統に割り当てることはできない。
例えば、弱パンチボタンを2つ以上設置することは認められない。CAPCOM Pro Tourルール コントローラー利用規定 4.公平性の範囲より引用
ボタンの換装機能(固定化されるため、外れにくい!)
購入時点では、一部白色のボタンが装着されていますが、
その白色ボタンの部分は換装(取り外し)する事が可能です。





また、併せて注目したいのが
NOLVAはボタンがツメで固定されるような設計になっていることです。
これにより、ただ普通に操作しているだけで
ボタンが外れてしまう事はありません。
筆者も試してみましたが、スライド入力(指を滑らすような操作)や
ボタンを一瞬だけ押すような入力(いわゆる弾き入力)をしても
ボタンが外れる事は全くありませんでした。
差し込み口にケーブルの固定機能あり
対戦中に接触不良を起こして突然キャラクターが動かなくなって負けてしまうなんて
納得できないし、絶対に起きてほしくないですよね。
百歩譲って友達同士で対戦している時に接触不良を起こすならまだいいですが、
大会などの大事な試合中に起きようものなら目も当てられません。
そういった事故を回避できるよう、
NOLVAには差し込み口にケーブルの固定機能が搭載されています。


注意点

ここまではNOLVAの機能面や良い所ばかり紹介してきました。
しかし、せっかくお金を出して購入して頂いた方が
「思ってたものと違った…」とがっかりしてしまうのは僕のポリシーに反します。
なので、購入するまでの検討材料として
これから紹介する注意点も抑えて頂ければ幸いです。
そもそもレバーレスの操作感に慣れが必要!
ちょっと身も蓋もない話ですが、
そもそもレバーレスコントローラーは向き/不向きがかなりあるデバイスです。
方向入力をボタンで行うという操作形式は
お世辞にも直感的とは言えません。

もちろん、レバーレスコントローラーは入力の正確性・速さの面では優位性があり、
極めれば理論値レベルの高速入力も可能となります。
しかし、扱いに慣れるまではどうしても時間をかけて練習し続けなくてはならないため、
この点に関しては覚悟が必要です。
この練習期間にプレイヤーが耐えられるかどうかはまた別の問題です。
一般的なパッドやレバー型コントローラーの扱いに慣れた人ほど
なおさらレバーレスに慣れるまでは苦労するし、辛いでしょう。
ボタンの静音性にちょっと難あり?神経質な人は注意

筆者個人としては気になるほどではないし、騒音レベルとは言えません。
とはいえボタン音が割とカタカタと響くので、
静音性を重視する人には少し気になる可能性があります。
プロも使用するような高価なレバーレスと比べると
ウルサく感じる可能性が高いので、これを気にする人は少し注意が必要です。
▲筆者は試遊でしか触った事がありませんが、RazerのKitsuneはボタン音が静かすぎて驚いた覚えがあります。お金をかけてでも静音性に拘る人はこちらが良いかもしれません。
4. まとめ
- HORI製のレバーレスコントローラー「NOLVA」は、コストパフォーマンスが非常に高い。
- PC版は3月3日に発売済み(14,980円)、PS5対応版は4月発売予定(17,980円)。
- 軽量かつコンパクトな設計で、持ち運びにも適している。
- アサイン機能と換装のしやすさでボタン配置の自由度は高い。
- CPTルールに準拠し、同一機能の割り当ては不可。
- 静音性はやや低めだが、ボタンの固定力が強く、操作感は良好。
- レバーレス特有の操作に慣れる必要があるが、習得すれば理論値レベルの高速入力が可能。
5. おわりに

従来のレバーレスは、良くも悪くも高級過ぎる or 「安かろう悪かろう」を地で行くかで、
両極端なものが多かったように思います。
そんな中で、「NOLVA」は良心的な価格と確かな機能を兼ね備えており、
まさにHORIらしい優良レバーレスコントローラーでした。
格闘ゲームを楽しむためには、
自分に合ったデバイスを見つけることが非常に大切です。
その選択肢の一つとして、NOLVAをぜひ試してみてくださいね!
それでは、今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
公式サイトリンク
株式会社 HORI | NOLVA Mechanical All-Button Arcade Controller for PlayStation®5, Windows PC
その他におすすめしたい記事はこちら
☟ ☟
かくぶろ@格ゲーブロガー拓(@takukakugamer)さん / X
質問やご意見・ご要望など、筆者に直接連絡したい事があれば、
下のコメント欄やお問い合わせフォームまでどうぞ!