こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
こちらの記事では、格闘ゲーム向けのコントローラーを紹介していきます!
格闘ゲームのデバイスも今や様々なモノが販売されており、
「いったいどれを買えばいいんだ?」と悩む事もあるのではないでしょうか。
そんな方のために、この記事では
- コントローラー選びが勝敗を左右する理由
- 選び方のポイント
- オススメ製品
まで徹底的に解説します。
是非参考にしていってくださいね!
それでは、どうぞ。
格闘ゲームでコントローラー選びは超重要!!

格闘ゲームでは、高いレベルの対戦になればなるほど
多彩なスキルが求められます。
- トレーニングモードで練習する
- ランクマッチ等で実際に対戦経験を積む
- 自分に合ったキャラクターを選ぶ
格ゲーで上達するため・楽しむためには、いずれも大事なことです。
しかし、これら以上に大事といっても過言ではないのが
「自分が使用するコントローラー選び」になります。
もちろん技術やセンスは練習・経験で磨き上げる事も大事ですが、
そもそも格ゲーに適していないコントローラーを使っていると困難を極めます。
- コントローラーのせいで入力が抜け落ちてしまう
- コントローラーのせいで操作がぎこちなくなってしまう
- コントローラーの入力遅延で、相手の動きに反応できない
- これらの理由もあり、対戦にイマイチ集中・没頭できない
こういった事があれば、事実上のハンデを背負って戦っているようなモノ。
これでは対戦に勝つ事は難しくなりますし、
何より「楽しむ」事も非常に困難となってしまいます。
だから、コントローラー選びは非常に重要なのです。
コントローラー選びをテキトーに済ませてしまうと勝率に響くのは勿論、
格ゲーのプレイ体験(楽しさ)そのものが損なわれる事となります。
適切でないコントローラーでしか遊んでない内から
- 「格ゲーってなんかつまんないな」
- 「思うように動かせなくてイライラする」
- 「自分には才能がなかったな」
という感想に留まってしまうのは、余りにも勿体ない!
格ゲー向けコントローラーの主な種類を紹介!

格ゲー向けコントローラーにも色々ありますが、どれも一長一短といった所。
コントローラー選びに「絶対的な正解」はありません。
自分に合ったモノを選んでいきましょう!
パッド型コントローラー

ゲームと言えばコレ!といった感じで馴染み深い、
両掌サイズのコントローラーです。
ゲーム機を買えば大抵付属のコントローラーがついてくるし、
電気製品屋などでも比較的安価に入手しやすいです。
更に操作音が小さいため騒音になりにくく、軽くてコンパクトなため持ち運びも楽。
総じて「手頃」である点がパッドの魅力です。
また、スト6においては「インパクト返し」や「ジャストパリィ」を決めるために
咄嗟に特定のボタンを押したいシーンが頻出します。
そういったシーンでは、いわゆる”トリガーボタン”に常に指を添えておける
パッド型コントローラーに優位性があるでしょう。
ただし、操作精度・耐久性・ボタン配置の最適化という観点では
他の専用デバイスに劣る部分があることは否めません。
最近は格ゲーへの最適化に拘った高性能パッドも登場しているので、
本格的に格闘ゲームをやり込むつもりならそういったパッドを購入するのがオススメです。
- 全体的に安価なものが多い
- 軽い(長時間プレイしていても負担になりにくく、持ち運びも楽)
- 手軽(電気製品屋などで入手しやすい)
- トリガーボタンや背面ボタンに指を添えられる(ドライブインパクトやドライブパリィを咄嗟に押すプレイがしやすい)
- 耐久性に不安アリ
- コマンド入力で指を傷めやすい(特に十字キーを使う場合)
- (物によるが)メンテナンスが難しい
- 操作キーやボタンの位置調整に融通が利きにくく、カスタマイズ性に乏しい
- 既にパッドでの操作に手慣れている家庭用ゲーマー
- 高額な出費はまだ避けたい人
- レバー操作が苦手な人
- ボタンの操作音(騒音)が気になりやすい人
- オフ対戦会や友達の家といった外出先にコントローラーを気軽に持ち運びたい人
- 幅広い環境で対戦する機会がある人
アーケードスティック(通称は”アケコン”、”棒”など)

格闘ゲームといえばこれ!という定番デバイス。
アーケード(ゲームセンター)に配置される筐体についているものと同様の型で、
大型かつレバーとボタンが並ぶ格好となっているのが特徴です。
ストリートファイターを始めとする格ゲー作品の多くは、
元々アーケードスティックで操作することを想定して制作されたゲームです。
そのため、必殺技のコマンド入力を初めとする格ゲー独自の操作においては
アケコンが最も直感的に分かりやすい設計をしています。
複雑な操作や多ボタンの同時押しも安定して行えるため、
競技的な観点で見てもメリットは十分にあると言えるでしょう。
一方で「設置スペースを取る」「持ち運びが不便」「価格が高め」というデメリットもあります。
近年は軽量化や持ち運びの際にレバーを取り外し可能な機種も登場しているため、
お財布と相談しながら選んでいきたいところです。
- 操作・入力が直感的に可能
- 波動拳コマンドのようなレバーを”回す”ようなコマンドを直感的に理解しやすい
- 1回転コマンド(ザンギエフのスクリューパイルドライバー等)を入力がしやすい
- 多ボタンの同時押し・スライド入力などがやりやすい
- 部品のみの交換がしやすく、カスタマイズ性に優れる
- 高価(特にレバー部分)
- レバー部分の修理やメンテナンスにお金がかかりやすい
- かさばる(設置にスペースを使うほか、持ち運びの際にはレバー部分がお邪魔になりやすい)
- (モノによるが)重い。特に膝置き(座って足に置くスタイル)では足に負担がかかりやすい
- アーケード文化に馴染みがある人
- 自宅や行きつけのゲーミングスペース等、しっかりとした環境でプレイすることが多い人
- 投げキャラ(特に1回転コマンドがあるキャラ)使い
レバーレスコントローラー(通称”レバーレス”、”ヒットボックス系”等)

レバーレスコントローラーとは、
アーケードスティックからレバーを排除して方向入力もボタンで操作するタイプのコントローラーです。
ボタンのみによる方向キーの入力は、理論上最も合理的な入力方式です。
現在は方向キーの複合入力を利用したコマンドテクニックが数多く開発されており、
理論値レベルの操作を行うには最も適したデバイスとされています。
また、アケコンと比べるとレバーがないぶん形状がほぼ平面となっており、
比較的かさばりにくく持ち運びやすい形をしています。
部品の修理・交換も、安価なボタンのみで済む事が多いのも強みでしょう。
その理論値の高さと利便性故にプロシーンでも採用率が増加しており、
長年慣れ親しんだアケコンを辞めてまでレバーレスに転向したプロゲーマーも少なくありません。
ただし注意点として、レバーレスの優位性は
プロレベルの人でもなければ実感できない程度の誤差です。
間違っても「レバーレスさえ使えば誰でも勝てる」「デバイスチート」的な代物ではありません。
何なら、ボタン押しによる操作キーの入力手法は良くも悪くも直感的とは言えないため
ほとんどの人は慣れるまでに多くの時間がかかり、勝ちづらい可能性が高いです。
レバーレスを選ぶと、パッドやアケコンを選んだ場合よりも
勝てない期間が長引く事が予想されます!
あくまで、負ける事も覚悟の上で
高い意識を持って練習したい人にオススメのコントローラーです。
- 理論上、最も高速入力に適した操作形式
- 部品の取り換えがボタンのみで済む
- カスタマイズの自由度が高い
- (アーケードスティックと比較すると)かさばりにくい
- 操作キーの入力が独特で、直感的とは言えない
- 複合入力も難易度が高く、習熟には時間がかかる
- 一回転コマンドの難易度が特に高い
- カスタマイズ性が高すぎるが故、大会に出場する際は規約違反にならないか注意する必要アリ
- 練習に時間をかけてでも、最速の入力を追求したい人
- 歩きガードを多用するプレイスタイル
- 溜めキャラ使い
- 昇龍拳コマンドがないキャラ使い
- キーボード操作に馴染みがある人
コントローラーの種類以外に注目するべき点

大まかに3つのコントローラーを紹介してきましたが、
ただ種類にだけ注目すればいいというものではありません。
コントローラー選びもまた奥が深く、絶対的な答えはないので
自分の好みや適性に合わせたコントローラーを選んでいきましょう。
大きさ

掌のサイズ・プレイ環境・その他好み等によって、各々適したサイズは異なります。
自分に合ったサイズ感のコントローラーを模索していきましょう。
- パッド: 自身の掌の大きさに合っているかが最重要。
- アケコン・レバーレス: いわゆる「机置き」の場合、設置スペースが必須。「膝置き」の場合でも、椅子等の形状に合わない可能性が考えられる。
重さ
コントローラーの重さは、実はかなり重要。
重すぎると持ち運びが不便ですし、
パッドを持つ手やアケコンを置く足に負担がかかりやすいです。
とりわけ、基本的に手で持つ事になるパッドは軽いに越した事はないでしょう。
ただ、アケコンやレバーレス(特にアケコン)の場合は
多少は重い方が位置がズレにくく操作が快適になります。
- 自宅などでプレイする機会が多い人は重め
- オフ対戦会などに出向く機会が多い人は軽め
といった基準で選ぶといいでしょう。
あくまで持ち運びを重視するなら話は変わりますが、
アケコンならできれば2kg以上ほしいところ。
パッドやレバーレスなら1kg未満でも快適に操作しやすいでしょう。
ボタンの数と配置
スト6は(クラシックタイプの場合)通常技の強度が6つ用意されているため、
最低でも6つのボタンが必須となります。
それに加えて、スト6では快適かつ迅速な入力を実現するために
「同時押しボタン」に設定するボタンも幾つか欲しいところ。
できれば8個~10個ほどのボタンがあるコントローラーを選びましょう。
また、そのボタンの配置(レイアウト)も重要。
- 配置が直線か曲線か
- 各指(特に親指)が自然に届く位置にキーがあるか
- 同時押しがしやすいか
- (パッドの場合)L2/R2ボタンがトリガー(遊びがない)タイプか
など、見るべきところは沢山あります。
使用キャラやプレイスタイルによっても理想的な配置は異なります。
できれば、試走品お店に行って直接手触り感を確かめるのがオススメです。
インプットラグ(遅延)
見落としがちですが、入力から画面反映までのラグは非常に重要です。
モニターやインターネット回線のラグの解消にどれだけ拘っても、
肝心のコントローラーにラグがあったら本末転倒です。
製品レビューやスペック表に「input delayなし」「低遅延」などの記載があるかは
一応チェックしておきましょう。
- 有線接続 > 無線接続(特に大勢が同時に接続するオフライン対戦会では混戦が起きてラグが発生しやすい)
- レイテンシが1ms未満のデバイスが理想
- PCやPS5など使用環境によってラグの違いが出ることも
オススメのパッド型コントローラー

現在の格ゲーシーンで実績・評判ともに高いモデルや、
筆者が個人的にオススメする具体的なモデルをここで紹介いたします。
HORI ファイティングコマンダー OCTA(PS5/PC対応)
- 表面に6ボタン配置
- 軽量かつコンパクト
- 比較的安価
- 十字キーにサポーターを組み込まれていて、斜め入力がやりやすい
- 専用アプリを使えば十字キーの感度調節も可能
- L2/R2ボタンがトリガータイプで、押した/離したが明確
- モード切り替えスイッチでPlayStation 5、PlayStation 4、PCの環境を選択可能
老舗ブランド『HORI』製の格ゲー特化型パッド。
プロゲーマーにも使用している選手が複数名おり、
実績があるコントローラーです。
筆者も今なお愛用しています。
Victrix Pro BFG Wireless Controller
- カスタマイズ性が高い
- 左モジュールは180度回転させる機能があり、十字キーとスティックの位置を交換可能
- 右モジュールを専用の6ボタン式に交換可能。
- 4つの背面ボタンがあり、常に添えられるボタンの数を多く持てる
- やや大きめ+重たいのはネックか
ハイブランド「Victrix(ビクトリクス)」が輩出した、
やや高価ながら多機能なハイエンドパッド。
高級志向の強いパッドユーザーにオススメです。
オススメのアケコン
Victrix PDP by TURTLE BEACH
- 優れた耐久性
- 三和電子の30mmボタン・特許取得のリンク2デタッチャブルジョイスティック・三和JLFベースを兼ね備え、快適な手触り感を実現
- 人間工学に基づいたボタンレイアウト、6.28°の手首部分の傾斜、背面にある内蔵フォームラップパッドにより、快適な操作性を提供します。
- モード切り替えスイッチでPlayStation 5、PlayStation 4、PCの環境を選択可能
Qanba Obsidian 2
- ゲームセンターの業務用筐体と変わらない操作性、高精度な入力、耐久性を実現。
- サイドパネルは指で開けられるスクリューで簡単に開閉可能。
- 左側にUSBケーブルを収納可能で、本体裏側のネジを外せばボタン・ジョイスティックレバー、レバーボールの交換、カスタマイズができます。
格ゲープレイヤーにより作られた格ゲープレイヤーのための超本格アケコン、
Obsidian(オブシディアン)の後継機種。
プロゲーマーの採用実績も多数あります。
筆者がもしアケコンに戻る事があるならこれにしようと思ってます。
シンプルなデザインながら高級感のあるボディがめちゃくちゃカッコイイ!
オススメのレバーレス
Hit Box
- 不足のない12ボタン構成
- 信頼と安心の三和電子製ボタンを採用(24mm&30mm)
- メンテナンスの方法もYouTubeチャンネルや公式ブログにて画像付きで詳細に解説されており、サポート体制も万全。
「レバーレス」の元祖・先駆者といっても過言ではないコントローラー。
シンプルながら完成度が高い。
JunkFood Snack Box Micro
- サイズ(奥行き×幅×高さ):133 × 253 × 15 mm
- 363g
- ボタン数12
- スイッチ押下圧:40g
- スイッチ作動点:1mm
- スイッチストローク長:3mm
レバーレスとは思えないほど軽量かつコンパクト。
携帯性・収納性が凄く高くて、利便性が高いコントローラーですね。
ボタンの押し心地を始めとした操作性も良好です。
Razer Kitsune
- 製品サイズ : 21 x 29.6 x 1.92 cm; 815 g
- 12ボタン
- 軽量かつ薄型で持ち運びやすい
- リニア薄型オプティカルスイッチを搭載
- ケーブル固定具と、背面の滑り止めも搭載
- PS5対応
持ち運びやすさと操作性を両立させたレバーレスコントローラー。
カスタマイズ性はやや低いが、そのままでも十分使える完成度です。
黒一色のデザインがシンプルながらめっちゃカッコいい!
こういうの好きです。
Hori NOLVA
- (レバーレスコントローラーにしては)良心的な価格設定
- 比較的コンパクトかつ、重量も軽め(約710g)で持ち運びや収納が容易
- 12ボタン
- ボタンのアサイン機能あり
コスパに定評があるHORI製のレバーレスコントローラー。
レバーレスは全体的に高価なものが多いので手が出しにくい、という方こそ
入門用としてNOLVAをオススメしたいですね!
おわりに

格闘ゲームにおけるコントローラー選びは、
キャラ選びと並ぶ最重要課題と言っても過言ではありません。
とにかく自分に合ったモノを使うのが一番大事です。
何より、使っていて楽しい・触っていたくなるコントローラーを選ぶことが最重要!
操作の快適さは、確実にプレイの充実感を引き上げてくれますからね。
今後とも、良いコントローラーを見つけたらこの記事で紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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