こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回の記事では、
格ゲー向けのコントローラー・ファイティングコマンダーOCTAを紹介させて頂きます!
格闘ゲームを遊ぶ際にとても重要な事があります。
それは、操作に使用するデバイス(コントローラー)選びです。
格闘ゲームを遊ぶプレイヤーの皆さんにも、
- 必殺技を出しやすいコントローラーが欲しい
- 快適に操作できるコントローラーが欲しい
- スト6(その他格闘ゲーム)に適したコントローラーが欲しい
- コントローラーに色々と種類がありすぎて、どれを選べばいいか分からない
といった疑問や悩みを抱えている方は多い事でしょう。
筆者はスト6発売前の段階からこのコントローラーを使い始めました。
なので、もう1年以上は使い続けている事になりますが
当分はこのコントローラから別のコントローラに変える気はありません。
また、ファイティングコマンダーOCTA以外にも
- PS5用純正パッドでもあるDualsense
- 高級コントローラのvictrix pro BFG
- 後継機にあたるファイティングコマンダーOCTA for windows
といったパッドコントローラも、実際に購入して試してみましたが
やはりファイティングコマンダーOCTAが一番だなと感じて、現在でも使い続けています。
それくらい気に入っているコントローラーです。
今回は現役の格闘ゲーマーとしての視点から、
このコントローラーのレビューをさせて頂きます。
あまり長くなりすぎないよう、出来る限り簡潔にまとめてみましたので
是非、参考にしてみてください。
ファイティングコマンダーOCTAの良い点
メリットその1:軽い
まずこのコントローラの良い所として、軽いです。
その重量は実に230gと、近代のコントローラーの中ではかなり軽量の部類と言えます。
他のコントローラーと重量を比較してみてみても、
- VICTRIX PRO BFGが0.97kg(970g)
- PS5用の純正パッドDualSenseが280g
- 後継機のファイティングコマンダーOCTA for windowsが250g
といった感じです。
つまり、これらのコントローラーの中では
ファイティングコマンダーOCTAが最軽量ということになります。
「誤差では?」
「コントローラの重さとかどうでもよくない?操作できればなんでもいいじゃん」
と思ったかもしれませんが、そんなことはありません。
コントローラが重いと、シンプルに手が疲れやすいです。
言葉にすると当たり前すぎて逆に気付きにくいですが
ゲームしてる間は、常にコントローラを手で支えることになります。
そのため、重量自体は僅かな差であっても、
実際にコントローラーを持つ手にかかる負荷には、侮れないレベルで差がつくのです。
そして、手が疲れれば疲れるほど、
当たり前に操作のパフォーマンスは低下していきます。
疲れやすいということは、連続した対戦(長期戦)で不利になったり、
コンボなど上達するための練習も続けることが難しくなります。
つまり、
対戦に勝てなくなります。
格闘ゲーマーとして、これは致命的です。
なので、コントローラーが軽いというのは
長い目で見た時に、かなりのアドバンテージとなる訳です。
メリットその2:コンパクト
大きさについて具体的なスペックを紹介すると、
(幅)約170mm× (奥行)約90mm× (高さ)約48mm
といったサイズ感です。
これは、パッドコントローラであれば大体はこれくらいのサイズに収まるので、
他のパッドコントローラとの大きな差にはなりません。
ただ、ここで僕が比較対象として挙げたいのは
アーケードコントローラー、もしくはレバーレスコントローラーといった
いわゆる「格ゲー向けのコントローラー」です。
アーケードコントローラーやレバーレスコントローラーは、
パッドよりはどうしても重くなるのですが、
別にコントローラー自体を手で支える訳ではないため、
操作している間の手への負荷は大した事はありません。
しかし、
持ち運びの際の負荷は、パッドコントローラーとは比べ物になりません。
アーケードコントローラーやレバーレスコントローラーは、荷物として見た時かなり嵩張ります。
特にアケコンはバッグとかに入れようとすると、レバーの突出部分がどうしてもお邪魔になりがちです。
ですが、OCTAに限らずパッドコントローラは
ショルダーバッグに入れられる程度には嵩張りません。
これは、コントローラーを持って外へ出歩く際に物凄く楽です。
「いやいや、ゲームのコントローラー持って外出る事とかないでしょ!(笑)」
と、思ったかもしれませんが
近年は何らかの会場を借りて開催されるオフライン対戦会や大会などが
有志の方によって活発に開催されています。
更に、近年はゲームセンターに置いてある筐体にも
持参したコントローラーを接続して遊べる機能が搭載されるようになってきました。
なので、外出先で持参したコントローラーを使用する機会は十分にあるのです。
自宅でしかゲームをしない人ならまだしも、
友達の家に遊びに行くとか、オフライン対戦会に参加するとか、
そういったアクティブなゲーミング活動がしたい人にとって莫大なメリットとなる訳です。
筆者もアケコンを使っていた頃とパッドに替えた現在、
どちらでもオフライン対戦をするために外出した機会がありますが
やはりパッドの方が持ち運びが断然楽でしたね!!
正直、これだけのためにパッドに替えた甲斐があるとすら思えるほどです。
オフラインでゲーマー同士の繋がりを作りたい、といった方には
パッドコントローラーが断然オススメ!
メリットその3:価格がお手頃
ファイティングコマンダーOCTAは定価6,980円と、
今時のゲーム用コントローラーとしてはかなり良心的な価格設定です。
この記事を読んでくれている人の中には、格ゲーを自分でも遊ぶ事に興味を持ち
格ゲー用のコントローラーを既にある程度リサーチしてる方もいる事かと思います。
そこで貴方が思ったであろうことを、
僕がずばり言い当ててみせます。
「格ゲー向けのコントローラーって、
やたらお高くない???」
その高価ぶりたるや、
有名どころのアーケードコントローラーやレバーレスコントローラーにもなると
4~50,000円に昇ることも、ザラにあります。
もちろん、これらのコントローラーには高価な分、
ボタンの感触の良さだったり、見た目のカッコよさだったりと、
沢山のメリットがあります。
これらのコントローラーがダメとか、決してそういう事を言いたい訳ではありません。
しかし、ここまで高価だと
よほどのヘビー格ゲーマーでもなければ容易く手が伸びる代物ではないはずです。
そもそもゲームをするにはゲーム機(もしくはゲーミングPC)やモニター、ソフトといった
必需品の時点で結構なお金が必要となってきます。
なので、「デバイス周りでまで出費がかさむのはちょっと…」と考える方にもOCTAはオススメという訳ですね。
メリットその4:斜めを入力しやすい
格闘ゲームにおいて、「斜め」への入力は非常に重要です。
- 波動拳や昇龍拳などの必殺技コマンド
- 防御の要になるしゃがみガード
- 前ジャンプや後ろジャンプ
このような基本的な動作をするためにも、斜め入力は不可欠になります。
格闘ゲームでは真横に入力する(歩き)か、下要素を入れる(しゃがみガード)かで
動きの意味が全く異なってくるし、
高いレベルの対戦になればなるほど、いわゆる「歩きガード」と言われる
真横入力と斜め入力を高速で切り替えるテクニックが求められます。
それを指先だけで操作するのは、基本的に難しいはずです。
斜めに入力しているつもりが、
真横にしか入力されてない(下が未入力)とか、逆に真下にしか入ってない、みたいな事は
かなり操作に手慣れていないと十分に起こり得ることです。
ですが、ファイティングコマンダーOCTAは十字キーにサポーターが組み込まれており、
斜め入力が非常にやりやすいです。
当然ながら、しゃがみガードと歩きの操作が正確であればあるほど、
正確に入力できない人には大きな有利を付けられます。
この点においても、ファイティングコマンダーOCTAは優秀なコントローラーと言えるでしょう。
メリットその5:ボタンが申し分ない
こちらのコントローラはいわゆる天面6ボタン形式となっており、右手側に
□△R1
×〇R2
といった形で、6つのボタンが天面に出ており、
側面にLトリガー、Rトリガーと呼ばれるボタンが配置されています。
以前はアケコンを使っていた筆者からすればこの6ボタン天面は馴染みやすい配置、というのもありますが
これは、基本的に
- 6種類ある通常技ボタンを全て使い分ける必要がある
- ドライブインパクト・ドライブパリィという「咄嗟に使いたいシステム」がある
という、ストリートファイター6にとても適した構造だと言えます。
基本的にLRトリガーに常に指を添えながら操作ができるので、
このLRボタンに「ドライブインパクトボタン」や「ドライブパリィボタン」を設定することで
インパクト返しや見てからジャストパリィを狙いやすくなるのが、かなりのアドバンテージです。
また、このコントローラーにおけるL2・R2は
ボタンを押し込むまでの「遊び(間隔)」がない、
いわゆるトリガータイプであるのも嬉しいポイント。
Dualsenseを始めとする多くのパッドコントローラーは、様々なゲームに適応させるため
このような「遊び」をLRに用意してあることが多いのですが、
格闘ゲームでは基本操作の関係上、
マウスのクリックのように「押す」「押さない(離した)」が、明確な方が好都合です。
なので、トリガータイプの方が格闘ゲームをプレイする際には適したコントローラーという訳です。
デメリット
ここまでメリットを沢山紹介してきましたが、だからといってデメリットが一切ない訳ではありません。
そちらも併せて理解したうえで、ご購入を検討して頂ければ幸いです。
デメリットその1:品薄問題
ここまで説明してきた事を踏まえればもう理解してくれると思いますが、
ファイティングコマンダーOCTAは非常に評判の良いコントローラーです。
何なら、推しのプロゲーマーがこのコントローラーを使っているからという理由で
お買い求めしたくなった人も少なくないでしょう。
しかし、この商品は人気ぶり故に
品薄になりやすいというネックがあります。
そして品薄状態になる(正確には公式サイトで売り切れになる)と、
市場価格がハネ上がります。
今はだいぶマシになってますが、高騰してる時は普通に10,000円を超える事もあったくらいです。
こうなると、値段が手ごろというメリットがなくなってしまいます。
なので、購入するチャンスは見逃さないことをオススメします。
定価の6980円を割ってたら購入チャンスです。
デメリットその2:左スティックの斜めが入りにくい
上のメリットの欄で「斜め入力が入りやすい」と記載していましたが、
それはあくまで、コントローラー左手側に配置された十字キーの話になります。
対して、十字キー下側に配置された左スティックですが、
こちらは斜めが結構入りにくいように感じます。
とはいえ、これはあくまで筆者の好みによるところが大きいですし、
これはこれで一回転コマンド(ザンギエフのスクリューパイルドライバー)の入力が
やりやすくなったりはするので、
一長一短と言える部分かもしれません。
何なら十字キーとスティックを適材適所で使い分けていけると
前向きに考える事も、できなくはありません。
ちなみに、十字キーの感度もスティックの感度もしっくりこない、という方に朗報。
このコントローラーには、専用のアプリを使う事で
十字キーの感度を変える機能があります。
自分好みの感度に調節したい、という人は
手間はかかりますがこの機能を使ってみてもいいでしょう。
ちなみにですが、筆者は現時点ではこの機能を使った事は一度もありません!
それくらい、元の操作感が気に入っているということです。
デメリットその3:右スティックがない
このコントローラの特徴として、右スティックがありません。
これは格闘ゲームを遊ぶ上ではほぼ問題ないですし、
むしろ右手の操作を邪魔するものがなくなって快適なくらいです。
ですが、カメラの切り替えや持ち物の管理などに
右スティックを使用するゲームはよくあります。
それができないとなると、作品によっては致命的です。
従って、格闘ゲーム以外を遊ぶ時には不便かもしれません。
格闘ゲームしか遊ばない、という人はファイティングコマンダーOCTAさえあれば何も困らないかもしれませんが
他にも様々なジャンルのゲームを遊ぶゲーマーの方は、他のコントローラーも併せて購入しておくことをオススメします。
ちなみに、後継機にあたるファイティングコマンダーOCTA for windowsでは右スティックが追加されています!
まとめ
- ファイティングコマンダーOCTAのメリット
- ①操作性が良い
- ②近代の格闘ゲームにも適している
- ③軽くてコンパクトなため、手が疲れにくく持ち運びも容易
- ④良心的な価格
- ファイティングコマンダーOCTAのデメリット
- ①人気すぎて品薄になりがち
- ②左スティックの感度に癖がある(感度調節は可能)
- ③右スティックがない
- 総評:ファイティングコマンダーOCTAは、「格闘ゲーム特化型」を謳うだけのポテンシャルがあるコントローラー
- 初心者から上級者まで格闘ゲームを遊ぶあらゆるユーザーに、特に大金をかけづらい方にオススメ
おわりに
いかがだったでしょうか。
筆者自身が好んで使うコントローラーという事もあって、
若干色眼鏡を通した意見が混ざっているかもしれませんが
少なくとも、僕自身は心の底から気に入っていて、
自信を持ってオススメできるコントローラーであるのは確かです!
気になった方は、是非実際に購入してみてくださいね!
【SONYライセンス商品】ホリ ファイティングコマンダー OCTA for PlayStation®5, PlayStation®4, PC【PS5,PS4両対応】
それでは、今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!