こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回は、スト6の攻略を語る上では欠かせない
ゲージ管理についてのお話をしていきたいと思います。
スト6では体力ゲージのほかに
- ドライブゲージ:画面上、体力ゲージのすぐ下にある緑色のやつ
- スーパーアーツ(以下、SA)ゲージ:画面下にあるやつ
という2種類のゲージが、
何かしらの強いシステムや技を使用する上で必要なリソースとなっています。
つまり、これらのリソースがない状況では強い技やシステムを使えなくなってしまうということ。
強い技やシステムを、強い場面で繰り出す事ができれば
それだけで間違いなく勝利が近づくのが格闘ゲームですが
ゲージ運用がテキトーだと、
肝心な時にゲージがなくなってしまう
↓
強い技を強い場面で出せない
↓
ダメージを取り切れない、或いは相手の攻めを防ぎ切れない
↓
勝てない!
という事態に繋がります。
この記事を読めば、
- ゲージってどうやって使っていけばいいの?
- すぐにバーンアウトしてしまうのってなんでだろう?
- ゲージ管理ってどうすれば上手くなるんだろう?
- ゲージ管理がヘタすぎて、情けなくなってしまう…
といった悩みを解決し、
貴方のスト6力、ひいては格ゲースキルを一歩上のレベルに引き上げて、勝率もアップするでしょう。
では、ご覧ください。
【大前提】
ドライブゲージ
- ラウンド開始直後は必ず6本(満タン)の状態で始まる
- 時間経過、前歩き、自分の攻撃をヒット&ガードさせること、ドライブパリィやジャストパリィで相手の技を受ける事で増加する
- 6本ある状態ではそれ以上回復することはない
- ドライブシステムの行使、パニッシュカウンターの被弾、通常ガード、ドライブインパクト・各種SA・CAの被弾で減少する
- 各種ドライブシステムを使用した直後はドライブゲージが溜まらない時間(いわゆるクールダウン)がある
- 特にドライブパリィ・ドライブラッシュはクールダウンが長め
- キャンセルドライブラッシュを使用したコンボは、そのコンボを終えるまではドライブゲージの回復が始まらない
- ドライブゲージが0本になるとバーンアウトする(ただし、ドライブゲージが1㎜でも残っていればそれを使ってバーンアウトしながらドライブシステムを行使することは可能)
- バーンアウト状態は全回復するまでドライブシステム行使不可
- バーンアウト中は被ガードでもドライブゲージが回復していく
- 基本的な運用
- 自分からバーンアウトするのは避けたいので、最低でも2~3本は確保しておきたい
- 満タンだとそれはそれでもったいない(時間経過で回復するため)。最低でも1~2本は空きを作っておきたい
- つまり、ドライブゲージの残量は3~5本くらいを維持しているのが理想と思われる
- リーサルの場面ではバーンアウトしながらでもコンボを伸ばしてOK
SAゲージとSA
- 試合開始直後は0本からスタート
- 溜まったゲージは次のラウンドに持ち越しとなる
- 最大で3本までストック可能
- 攻撃のヒット・ガード・被ヒット・被ガードで溜まっていく(技の空振りなどでは溜まらない)
- SAゲージの回収は基本的にコンボ補正の影響を受けない(1コンボ中に技を沢山当てれば当てるほど、コンボ1回あたりのゲージ回収量も多くなる)
- SAを決めると相手のドライブゲージを削れる(SA1は0.5本、SA2は1本、SA3は1.5本、CAは2本)
- 基本的な運用
- 大きく分けて意識したいポイントは3つ
- 最終ラウンド前にゲージ差をつけられない(最終ラウンドが自分0ゲージvs相手3ゲージの状態で始まるのは避けたい)
- 決着時には全てのゲージを使いきれてるように
- 試合を通して回収されたゲージ量がなるべく多くなるように(3本溜まったままで戦う時間はなるべく短く)
- リーサルになる時は基本的に使ってOK
- ただし、ラウンド先行されている時はできれば相手のゲージ状況も確認したい(最終ラウンドでゲージ差つけられたくないので)
- 相手をバーンアウトさせられる時も使ってOK
- その際は、相手がバーンアウトしてるのを最大限活かしてSAゲージを稼ぎたい
- ラウンド開始直後など、自分の残り体力が十分にある状況でもアリ(被弾でもSAゲージは溜まるため)
- ただし、無敵技ないキャラやバーンアウト中はこの限りではないので、最後まで温存する選択肢もアリになる(無敵技としてSAを打つためのゲージを確保しておかないと、最悪詰む恐れがある)
- 大きく分けて意識したいポイントは3つ
ゲージ管理をする上での心構え
初めに、格闘ゲームにおいて適切なゲージ管理をする上で
最も意識すべき事・大切な心構えをご紹介しておきます。
この意識の話に関しては、スト6に限らず多くの格闘ゲームに当てはまる事でしょう。
それは、
「ゲージを使った後の状況が、使う前の状況と比べて好転しているか?」
を考え、計算しながらゲージを使うということ。
ゲージというコストを払った行動にしっかりと見返りがついてきてて、
使う前より使った後の方が有利な状況に傾いているのか?を考えていきましょう。
これを意識するようになるだけで、試合の振り返り中もしくは試合中に
- 今のゲージの使い方はもったいなかったかな…?
- ここは温存して次のチャンスに繋げるべきだった
- このゲージは使う価値あった!
といった事に気付いていくことができます。
気付くことができれば、改善することが可能です!
スト6には「ゲージの使いすぎ」に対する明確なリスクがある
特にスト6においては、ドライブゲージが空になってしまうとバーンアウトという状態になってしまいます。
バーンアウトとは、簡潔に説明するとキャラクターが物凄く弱体化した状態です。
これがあるため、ゲージを使いすぎる事には
自分のキャラクターを大幅に弱体化させてしまうというリスクがあります。
ゲージが空っぽの状態(=バーンアウトしてSAゲージもなし)の状況になろうものなら、
それだけで大きな劣勢に陥るのがスト6です。
大ダメージコンボを決めたり、強い行動を押しつけたりしている瞬間は
一方的に有利な戦い方ができているように思えますが、
それでゲージを無駄に消費してしまうと、無駄な負け筋を呼び込んでしまうのです。
なので、バーンアウトを避けるためにゲージは使いすぎないよう管理していくべきです。
何故ゲージを使うべきなのか?を考える
上の項目では、
「適当なゲージの使い方をすると損するぞ!」といった事をお伝えしました。
が、だからといって
- ゲージが枯渇してしまうのが怖い!
- バーンアウトしてしまうのが怖い!
- SAゲージがないとバーンアウトした時に詰んでしまうのが怖い!
となって、一切ゲージを使わないのはそれはそれで勿体ないです。
特にゲージが満タンの状態が長引いてる人は注意が必要。
ゲージが満タン(それ以上溜まらない)という状態を維持する事は、
本来何かしらの行動を取れば回収できていたはずのゲージを捨てているのに等しいです。
なので、「ゲージが満タンの時間」を極力避けるためにゲージを使うという事を意識してみてください。
ゲージを温存する価値を考える
上手い人はゲージを効果的な場面ではガンガン使っていますが、
うっかりでバーンアウトしてしまったり、肝心な時にSAが出せなくて困ったりすることがほとんどありませんよね。
これは何故なのかというと、適切な場面でのみゲージを使う事に努めていて
温存するべき所ではちゃんと温存しているからです。
これができるのは、
「ゲージを温存することのメリット」を正しく理解しているからです。
では、ゲージを温存するとどういうメリットがあるのか?について掘り下げていきましょう
リーサル圏が広がる
リーサルとは、相手の残り体力を0に至らしめるコンボや攻めのこと。
ゲージを温存する最大のメリットはこれでしょう。
ことスト6では、ゲージが潤沢だとリーサル圏が分かりやすく広くなります。
なので、このリーサルを見据えて
- リーサル手前の体力状況では敢えてゲージを吐かないコンボを選択する
- ゲージを消耗しないように立ち回りつつ、牽制技で相手の体力をリーサル圏内まで削る
といった試合運びをするのは理に適っています。
とはいえ、ちゃんとリーサルを成功させられないようでは
ゲージを温存する意味が薄れてしまいます。
なので、これは使用するキャラクターごとに
これくらいのゲージがあれば、どれくらいの体力からリーサルになるのか?
を大まかでいいので把握しておけるといいでしょう
無敵技を撃てる保険がつく
相手の攻めを切り返す際の心強い味方、無敵技。
スト6においても無敵技は強力な技ですが、その強さの代償として
なにかしらのゲージがないと無敵技を打てないように作られています。
具体的には、
- OD昇龍拳などの無敵がついているオーバードライブ技→ドライブゲージ2本
- ドライブリバーサル→ドライブゲージ2本
- SA→SAゲージが1~3本
これらのゲージが必要です。
これはどういうことかというと、
普段からゲージを無駄遣いしていると、
「無敵技じゃないとどうしようもない状況で、無敵技を出すためのゲージがない」
という状況に自らを追い込む事に繋がります。
なので、こういった極限のピンチを避けるためにこそ
最低でも無敵技を1~2回打てるくらいのゲージは常に確保しておくべきでしょう。
何故バーンアウトしてしまうのか
バーンアウト状態はかなりのデメリットを背負う事になる上に、
解除するにはある程度の時間を耐えなければなりません。
なので、よほどの理由がなければそもそもバーンアウトしないことが重要となってきます。
といっても、こんなことはわざわざ僕が言うまでもなく
全スト6プレイヤーが分かっている事だと思います。
でも、対戦になると皆バーンアウトしまくってます。
言わずもがな、僕もバーンアウトすることはよくあります。
これは一体、何故なのでしょうか。
主な理由は二つあって、
- ドライブゲージの消耗が激しすぎる
- 相手にバーンアウトさせられている
のどちらか、または両方です。
では、もう少し掘り下げていきます。
ありがちな原因その①:キャンセルラッシュに頼りすぎている
キャンセルドライブラッシュ、めちゃくちゃ強いですよね~
通常技からキャンセルして出す事ができ、
一気に前進して距離を詰め、
その前進中に出した技は大体ガードさせて有利になります。
しゃがみ中Kなどの長い牽制技で相手に触れ、
牽制技からのキャンセルラッシュで密着有利を作り、
そのまま打撃or投げの二択を迫る。
これはスト6における黄金パターンの一つです。
牽制技が当たってたらコンボ、ガードされたら人類平等の崩し連係を仕掛けられるだなんて
こんなの、正直言って「強い」なんてもんじゃありません。
こんな強い行動があったら、ガンガン押しつけたくなるのは当然ですよね?
しかし、このキャンセルドライブラッシュには
ドライブゲージ3本という非常に重いコストがあります。
例えドライブゲージが満タンであろうとも、
キャンセルラッシュを立て続けに2回やるともうバーンアウトです。
残り4本の状態でキャンセルラッシュをすると、一気に残り1本になります。
ここで相手にSAなどを決められたり、ガードした所に連係で固められたり、
うっかりOD技を出したりしてしまうと
やはりバーンアウトしてしまいます。
こんな感じで、
キャンセルラッシュの使い過ぎor不適切なタイミングでのキャンセルラッシュが
バーンアウトに繋がっているケースはよくあるのです。
というか、「ドライブゲージの使い過ぎ」でバーンアウトしている場合、
その原因はほぼ確実に「キャンセルラッシュの使いすぎ」に置き換えられます。
なので、キャンセルラッシュは確かに強いけど、
- キャンセルラッシュに頼り過ぎてないか?
- キャンセルラッシュ以外の選択肢もちゃんと用意されているか?
を、今一度整理した方がよいでしょう
相手のバーンアウトプランに乗せられている
最後に、少しややこしい戦略の話を。
上の項目でも少しだけ触れましたが、
相手にドライブゲージを吐かせる→SA3を決める
の流れでバーンアウトに持ち込むのはかなり鉄板の戦略です。
ここで、「自分が使いたいから使う」という基準でゲージを消耗してしまうと、
相手の作戦にまんまと乗せられてしまう恐れがあるのです。
こればかりは自分と相手の使用するキャラクターの性能によっても異なってくるし
組み合わせ毎の相性・キャラ対策の話になってくるので、一概には言えないのですが
基本的な考え方として、試合中盤~終盤頃(ラウンド2の後半くらい)に相手のSAゲージが3本溜まるので
そうなったらドライブゲージは最低でも2本以上を確保する(使った後に2本以下にならない)事を意識するのが肝要でしょう。
とにもかくにも、そのゲージの使い方が
相手にとって好都合な使い方になってないか?を考えましょう
まとめ
- ゲージを使う前と後で、状況が好転しているかどうかを考える
- 「ゲージをなくしたせいで不利になった」という事態は避ける
- ゲージ満タンの時間はできるだけ避ける(それ以上は溜まらない以上、溜まるはずだったゲージを無駄にするから)
- ゲージを温存するなら、その温存したゲージを後にどう使うか考える
- その温存したゲージを使ってリーサルができるのか?相手にゲージ技の存在(OD無敵技など)で圧をかけられているのか?等
- 強い(けどゲージコストの重い)行動に溺れすぎない
- 試合終盤(相手のSAゲージ3本)になったら、ドライブゲージは2本以上を確保
- 相手に乗せられてないか・ゲージを使わされていないかを考える
おわりに
いかがだったでしょうか。
これらのゲージ運用が上手くなってくると、
スト6における試合運びが安定するようになってくるでしょう。
スト6はゲージ管理がとにかく奥深いゲーム性であり、
突き詰めだすとキリがありません。
この記事を通して解説してきたのも、あくまで筆者流のゲージ運用ノウハウに過ぎず、
完全回答などでは、断じてありません。
あくまで一つの目安です。
ただ、ここで覚えておいてほしい事があります。
それは、「自分に合っているゲージの使い方はどれなんだろう?」といった感じで、
検証することをやめないこと。
そして、
それを検証するために対戦で試してみること
これこそが、貴方がこのスト6におけるゲージ管理の課題を解決する
唯一にして最高の手法ではないでしょうか。
対戦してみる度にゲージ状況が細かく変化するために
対戦内容の再現性が低い(毎回違った内容になりやすい)というのが
スト6の難しさでもあり、面白さです。
このようなゲーム性なのですから、
ゲージ管理が難しい・よくミスしてしまうからといって
「完璧なゲージ管理能力を身に着けるまでは対戦は控えよう…」となるのは本末転倒ということですね。
対戦しながらゲージを確認する余裕を身に着けるためにも、
アドリブ力や咄嗟の機転を利かせるセンスを磨いていくためも、
対戦経験を積み重ねる事は、やはり大事です。
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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