こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回は、スト6界隈にてまことしやかに囁かれている
「豪鬼弱い説」について語っていこうかと思います。
豪鬼と言えば、ストリートファイターを代表する人気キャラクターの1角。
また、シリーズ通してそのポテンシャルを高く評価される機会が多く、
いわゆる「約束された強キャラ」としてプレイヤーからのアツい支持を獲得してきたキャラクターです。
しかし、ストリートファイター6においては、
「今作の豪鬼は弱いのではないか？」
という噂が流れているようです。
果たしてこれは真実なのでしょうか。
豪鬼を使っている筆者にとっても他人事ではありません。
この記事では、
- 筆者が個人的に考える、スト6豪鬼の強さ評
- 何故豪鬼が弱いと言われているのか
について、解説していきます。
この記事を読めば、
- スト6豪鬼って弱いの？
- 豪鬼は強いはずなのに、弱いって言われてるのに納得できない！
- 弱いキャラは使いたくないし、豪鬼からキャラ替えした方がいいのかな…
といった、スト6プレイヤーが抱える疑問や悩みを解決できると思います。
良ければ最後までお読みください。
注意事項
この記事では、基本的に操作タイプ：クラシックの豪鬼についてのみ語っています。
筆者がほとんど使用していないのもあり、モダンタイプを考慮した意見はほぼありませんのでご容赦ください。
キャラの強さの評価（キャラランク）は、所詮水物
まず、そもそものお話をしておきます。
それは、キャラの強さ/弱さとは、所詮は水物であり、
語る人が持つ、その時の知識や印象によって
大した根拠もなく容易に変わってしまうものだということです。
要は「不毛な議論」であり、真剣に語る意味はあまりないということです。
なんて話をすると、身も蓋もないと思われてしまうかもしれませんが
実際そうなのだからしょうがない。
キャラの強い/弱いの議論に振り回される事、惑わされる事自体がナンセンスです。
別に豪鬼が強かろうが弱かろうが、我々には無関係だしどうでもいいのです。
関係あるのは、強いて言えばごく一部の超上級者やトッププロくらいのものです。
それでも、キャラランクについて語るのは楽しい！！！！！！
ただ、それを理解した上で
あーでもない！こーでもない！俺様の意見が正義だ！！いーーーーや俺の方が正しい！！お前の意見はカ〇！！ぎゃーすぎゃーす！！
と不毛な議論をするのが、
と っ て も 楽 し い の で す。
マジで。
だって、格闘ゲームはこれ以上ないくらい白黒つけるゲームですからね。
対戦したら、どちらかは必ず勝者になるし、片方は敗者になります。
なので、白黒つけることに疲れてしまった時とかに
白黒つけようがないゲームで遊びたくなるのも、ある意味自然なこと。
キャラの強さに関する不毛な議論も含めて、格闘ゲームの遊び方なのです。
筆者の考える豪鬼の評価は？
という訳で、早速筆者の考える不毛な意見を発信したいと思います。
結論から先に言うと、豪鬼は強いと思っています。
キャラランクで言えば、Sランクの座にいることでしょう。
ただ、強いと言っても
ダントツの最強（いわゆる1強）とまではいかない
というのが、現時点での筆者の豪鬼評です。
というのも、今年度（2024）のverはキャラバランスがすごく良いのです。
正直、突出して強い/弱いというキャラクターは存在しないと思います。
もちろんこの「突出して強い」がどのレベルの強さを言うのかは、人によって基準が全く違うので
もしかしたら豪鬼やエドやザンギを「突出して強い」と感じる人がいるかもしれません。
ただ、少なくともの話で、
豪鬼とそれ以外のキャラクターではまともな対戦にならないだとか
豪鬼が追加されたことで他キャラを使う価値はなくなっただとか
ゲームが上手くないプレイヤーでも豪鬼を使えば勝てるようになるだとか
そんな極端な強さは、絶対にありません。
ここに関しては、もう断言してもいいです。
ただ、だからと言って
「ダントツ最強じゃない＝弱い！！！」というのも
流石に違うというか、ちょっと極端すぎますよね
他キャラよりも色々な技を高水準に取り揃えていて、
歩きの速さなどの基本性能も優秀である以上、弱い訳がないです。
なので、「強いけど強すぎない」程度というのが、筆者の豪鬼評です。
何故、豪鬼が弱いと言われているのか？
では「豪鬼は弱い」という噂は、一体何に起因しているのでしょうか。
最大の理由としては、実装された直後あたりに
「明らかに強すぎる」という評価をされていたことが理由だと思っています。
どういうことなのか、これから解説していきます。
新キャラがリリースされた瞬間は皆が使い始める
昨今の格ゲーはダウンロードコンテンツ（DLC）という形で、
ソフト発売後もキャラクターがどんどん追加されるのがお約束みたいなところがありますが
こういった後から追加されるキャラというのは、話題性とかもあって
実装直後はやたら沢山の人が使うようになります。
これは元々の人気が高いキャラとか、見た目がイケてるキャラだとより顕著です。
更に、豪鬼はいわゆる「道着一族」のキャラクターであり、
波動拳・昇竜拳といった基本的な技はリュウやケンと良く似ています。
なので、ある程度ストリートファイターをやったことがある人なら
割とすんなり動かせるような基本性能をしているんですね
極め付けに、豪鬼は「約束された強キャラ」として有名なキャラ故に
過去作を勝つためにやり込んでいた時期がある人は、大体豪鬼を使ったことがあります。
こういった様々な理由で、豪鬼は安心して使えるキャラクターだと誰もが確信していたため
皆がこぞって豪鬼を使うことになったのです。
そして、これだけ皆が豪鬼を使うようになれば、
「これからは豪鬼の時代なのでは…？」
と考えるのは自然なことでしょう。
実装当初には「明らかに強すぎる」という第一印象があった
実装直前～実装当初ぐらいの時期、ファーストインプレッションの際
豪鬼はとんでもなく強そうな予感がプンプンしていました。
というのもこのキャラ、それまでのスト6において「強い」とされていた要素が
なんでも揃ってるんですよね。
具体的には、
- 飛び道具（豪波動拳）がある
- しかもリュウのものより高性能
- 無敵対空技（豪昇龍拳）がある
- キャンセルがかかるしゃがみ中K（中足ラッシュが可能）
- 中足ラッシュコパンが連続ガードになる＋シミー可能
- 歩きが前後ともに早い
- 発生遅いとはいえコマ投げがある（朧）
- SA2から追撃可能。かつその追撃でSAゲージが回収される
- コンボ火力が高い（主に端）
パッと思いつく範囲でこれだけあります。
そしてこれらの要素は、特に2023年度のスト6における「強キャラの特権」みたいなところがあり、
強いとされているキャラほどこれらの要素を複数兼ね備えているものでした。
それがまさかの全部乗せとなれば、
実装当初から「どう考えても強すぎる」といった評価が出回るのは自然な話だと思います。
格ゲーの新キャラは過大評価されがち
そもそも格ゲーにおいて、
実装される直前～直後あたりのキャラは過大評価をされやすいものなんです。
だって、出たばかりのキャラとかPVなどでしか動きを見れないキャラというのは
どうしても強い部分にばかり目が行ってしまいますからね。
特にカプコンの作るPVは良く出来てて、
視聴者に「面白そう！使ってみたい！強そう！」と思わせるよう上手く作られています。
だから、過大評価されがちなのはしょうがないんです。
ただ、蓋を開いてみれば
- 体力が少ない（現状、全キャラ中唯一）
- 画面中央でのコンボ火力はそこまで高くない（中央のコンボを伸ばすのにゲージを使うと、強みである端のコンボの火力が削がれてしまう）
- 位置入れ替えの類がほぼない
という豪鬼の弱点が当初の想定以上に響くことが判明し、
「思っていたような強さとは違った」という認知が広まっていったのです。
過大評価される時期の後には、過小評価される時期がやってくる
そして、実装当初の過大評価が落ち着くと、
今度は過小評価されがちな時期がやってくるものなのです。
まるで、それまで過大評価していた分の帳尻合わせをするかの如く。
何が言いたいかっていうと、筆者としては
現在こそ、まさに豪鬼が過小評価されがちな時期に突入しているのではないか？
という説を提唱したいのです。
なので、もう少し期間が経てば
豪鬼に対してフラットな視点で評価が下されるようになるのではないでしょうか。
リュウ・ケン使いが豪鬼にキャラ替えしなかった
実装当初は豪鬼使いが大量発生することとなり、
スト6の対戦環境を支配することとなりました。
筆者もその内の一人です。
ですが、今となっては豪鬼使いの人口は
以前よりかなり落ち着いています（それでも他キャラと比べればかなり多いのですが）。
これは筆者の個人的な推測の域を出ないのですが、
他キャラ（特にリュウやケン）を使っていた人が、
豪鬼にキャラ替えするつもりで練習していたけど
結局元のキャラに戻ったためではないかと考えています。
ただ、これは「豪鬼がリュウやケンより弱いから」という訳ではなく、
ただでさえ負担が大きいキャラ替えをしてまで
リュウやケンから豪鬼に移るメリットが薄いからです。
スト6豪鬼≠道着キャラ達の上位互換
リュウ、ケン、豪鬼といったいわゆる道着キャラは同じ技を持つ同門キャラという設定上、
どうしても「〇〇は▲▲の上位互換」「▲▲を使うくらいなら〇〇でいい」となりやすい所があり、
それ故に「道着キャラの中で一番高性能なキャラを使う」というのが
道着キャラ使いのお約束みたいなところがありました。
ですが、今回はリュウ・ケン・豪鬼の3キャラそれぞれに
異なった強みと弱みが用意されていて
どのキャラも違った面白みがあり、互換性はほとんど感じさせないよう作られています。
少なくとも今verにおいては「〇〇使うくらいなら豪鬼でいい」ということはないので、
皆が豪鬼に拘らず、好きなキャラを使う選択肢が生まれているんです。
キャラ替えは難しい
そもそも格ゲープレイヤーにとって、
特に長く同じキャラを使い続けてきた人にとって、
「キャラ替え」は非常に勇気のいる選択です。
何しろ、キャラ替えをすると
そのキャラの使いこなしの度合い（熟練度）を捨てる事になります。
それに伴い、勝率に物凄い悪影響を与えます。
キャラの熟練度は格闘ゲームにおいて非常に重要性が高く、
強いキャラに替えた場合と、
アップデートで弱くなってしまったキャラをそのまま使い続けた場合とでは
後者の方が勝率が良くなる、なんてことはよくある話です。
キャラ替え先がよほど強いキャラだとか、
単純に飽きてゲームそのものを続けられなくなりそうだとか、
そういった余程の理由がない限り、
（勝てなくなるから）なるべくキャラ替えはしたくない
というのは
こと格闘ゲームに真剣に取り組んでいる人ほど、自然な発想となる訳ですね。
まとめ
- そもそもキャラの強弱は水物。キャラランクを語る議論自体、あまりにも不毛
- それを理解した上で、楽しもう！
- 「豪鬼は弱い」はウソ。ダントツ最強とまではいかないだけで、ちゃんと強い（筆者の個人的な意見）
- 前より使用人口が落ち着いた理由は色々ある
- そもそも新キャラがこぞって使われるのは自然なこと（道着系のキャラだから猶更）
- 実装当初における豪鬼の過大評価ぶりが落ち着いた
- むしろ、今が「過小評価されやすい時期」に来ているとも考えられる
- 他キャラ（特にリュウやケン）使いが豪鬼にキャラ替えするメリットは薄くなっている
- 道着キャラの互換性はかなり薄れている（どのキャラにも違った強み/弱みがある）
- そもそもキャラ替え自体、負担が大きくて難しい
おわりに
いかがだったでしょうか。
「豪鬼弱い」説についての、筆者なりの考察でした。
それでは、最後にこの記事を通してもっとも伝えたかったことを最後に書き残します。
もしかしたら、この記事を読んでくれている方には
「豪鬼強いと思うけど、みんな弱いって言ってるし、自分が間違ってるのかも…」
「豪鬼強いらしいのに、全然勝てない…このキャラってもしかして…」
と、そう悩んだ末、「答え」を求めてこの記事に辿り着いた方がいるかと思います。
そんな貴方に、残念なお知らせ。
格闘ゲームの攻略に、「答え」なんてありません。
特にキャラの強さというのはその最たる例です。
ですが、大丈夫です。
貴方が豪鬼は強いと思うにしろ、弱いと思うにしろ、
それはそれで貴方の意見です。
仮に貴方が間違ってたとしても、問題ありません。
プロでもないなら、別に強キャラを見る目がないからって大したリスクはない訳ですし、
強いって意見も、弱いって意見も、等しく尊重されるべきです。
明らかに自分が間違っていたと理解した時は、考えを改めればいいだけです。
実際、僕は自分の考えが間違ってたら秒速で考えを改めます。
それが過去に発信した事としても、すぐに記述を消しちゃうし、書き直しちゃいます。
このブログだって、一度投稿した記事をもう何度リライト（修正）したか分かりません。
もちろん、誤った情報を拡散してしまうのはよくないですし、
発信する情報は多少吟味するに越したことはないのですが
発信とフィードバックを繰り返していかないと質の高い情報は得られないと、僕はそう思っています。
例え意見そのものが間違っていたとしても、自分の意見を発信すること自体は間違っていないのです。
間違っているのは、
自分の意見を押し殺し、周りに同調することしかせず、
「何となくよく目にする気がする言葉」を鵜呑みにし続け、
自分の意見を持たなくなる事
だと、そう思ってるんですね。
豪鬼が強いのか/弱いのか、自分の豪鬼評が正しいのか/間違っているのかよりも、
周りの意見にただ流されてしまい、自我をなくしてしまう事の方が
何倍も恐ろしいとは思いませんか？
なので、
- キャラクターの性能を「正確に」理解するよう努める
- 具体的にはちゃんと自分でプレイし、ゲーム内で確認して情報を得る
- 他人の声ではなく、自分の中の基準を信じる
これをし続けることで、自分の芯となる意見を持ちましょう。
何が正しくて、何が間違っているのかは
あくまで自分で考えていきましょう。
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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