格ゲーブロガー拓

こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。

今回の記事のテーマは、「差し込み」です。

「差し込み」とは?

中間距離にいる相手に対し、こちらから動いて技を当てにかかる事です。

多くの格ゲーマーから憧憬の念を集める「地上戦」というカテゴリにおいて、
「差し込み」は欠かせないパーツの一つです。

「差し込み」は非常に奥が深く、格ゲー歴そのものは20年以上の筆者でも
今なお完全な答えには辿り着けてはいません。

それでも、この記事が読者の皆さんにとって
「差し込み」について理解する足掛かりとなればと思い、
筆者の持てる知識を出し惜しみなく記載していく事としました!

よければ、参考にしていってくださいね。

それでは、どうぞ!

大前提:「差し込み」は、あくまで「差し返し」を狙っている相手を崩す手段!

  • 差し込み(相手に技を直接ぶつけに行く)は、差し返しに勝つ。
  • 置き(相手の動きに丁度噛み合うよう技を出す)は、差し込みに勝つ。
  • 差し返し(相手が目前で空振りした技のスキを突く)は、置きに勝つ。

こういった差し合いの3すくみの話は、
格闘ゲームをやっていればどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。

即ち、差し込みは「差し返し」を狙っている相手にこそ有効な選択肢です。

▲噛み砕いて説明すると、遠目の距離から「置き」技をひたすら振り続けている相手に「コイツ、画面見ずに適当に技振ってるだけじゃねえか!」とムキになって「差し込み」を狙うのは愚策ということです。

格ゲーブロガー拓

「差し込み」や「置き」を狙い続ける相手に「差し込み」を狙うのは、
ただじゃんけんに負けているだけです。

その時、勝つために必要な行動を冷静かつ淡々と積み重ねるのが
格ゲーで勝つ上で最も重要という前提は忘れないようにしましょう。

「差し込み」の基本は、技のリーチ先端を届かせる事!

「差し込み」の前段階として前歩きで相手に近づく必要がありますが、
前歩き中はガードが解かれた無防備な状態で相手に近づいていく事となります。

この前歩き中に相手の攻撃されると、モロに食らってしまうため
相応にリスクが大きいです。

前歩きしている間はノーガード状態です。距離が近づけば近づくほど相手の攻撃も届きやすくなっていくため、被弾するリスクがどんどん大きくなります。

リスクを恐れないのは悪い事ではありませんが、
効率よく勝つためにはリスクが大きい行動はなるべく最小限で済ませたい所です。

そこで前歩きする距離をなるべく抑え、最速で相手に攻撃を届かせるために
技の先端距離を当てにいくのが「差し込み」の基本中の基本です。

▲この際なるべくリーチが長く、かつガードされても確定反撃を受けない(硬直差不利が小さい or 隙の小さい必殺技でキャンセル可能な)技を使うのがオススメです。


予備動作たる「踏み込み(前歩き)」の練度が差し込みの肝となる

「差し込み」を決めるにはまず、
こちらの技が届く間合いまで前歩き等近づく行程が必須となります。

この「差し込み」の前準備たる前歩きの事を、便宜上「踏み込み」と呼称します。

この踏み込みは、やる事は地味ながら
操作技術(コントローラーの練度)と対戦経験が大きく問われる要素です。

何故なら、実戦では対戦相手も前後に動き回るため
踏み込む距離やタイミングを測るのが非常に難しくなるからです。

▲その場で止まっている相手に差し込むだけならさほど難しくありません。しかし自分と相手が前後どちらに歩いているかを正確に把握しつつ、間合いとタイミングを測るとなると難易度が急激に上昇します。

格ゲーブロガー拓

歩きによる間合い管理が重要なゲーム性である『ストリートファイター』では、
この「踏み込み」の練度=地上戦の上手さと言っても過言ではありません!

これを習得するには、対戦を繰り返して
相手の歩きを見ながら間合い調節する感覚を養っていくしかないですね。


差し込む時に、ガードは不要!

「差し込み」を仕掛ける際にはガードを入力しない、という事が地味ながら重要です。

例えば、前歩きで踏み込んでからしゃがみ中Kを差すという過程において

  1. 「→」に操作:前歩き
  2. 「↙」に操作:しゃがむ(しゃがみガード)
  3. 「中K」ボタンを押す:しゃがみ中K

といった手順で入力してしまう事があるでしょう。

これでは入力の都合上、歩いてからしゃがみ中Kを繰り出すまでに
どうしても無駄なロスが生まれます。

そこで、

  1. →:前歩き
  2. ↘:→から最速でしゃがみ状態になれる
  3. 中K:しゃがみ中K

この手順で入力するのが理想的な「差し込み」という事になるのです。

「↘⁺中K」で別の技が出るキャラクターの場合、この限りではありません。

もちろん、敢えて一瞬ガードを入れることで相手が手を出してない時だけ中足が出るよう仕向ける(いわゆるオート差し返し)等の、
明確な意図があってしゃがみガードを挟んでいるならOKです。

しかし、あくまで相手が(差し返し狙いで)様子見する事を読み、
相手を捉えるための攻撃をしにいくのであれば話は別。

わざわざガードを入れるのは、ただ操作手順を無駄に増やしているだけになります。

▲無駄なロスを挟んでしまうと、「相手が前歩きに咄嗟に反応して繰り出す置き技にカウンターを貰う」もしくは「後ろ歩きで技をスカされて差し返しを貰う」可能性が高まります。これでは「差し込み」としての機能を果たせないのです。

格ゲーブロガー拓

攻撃モーションに入ったら結局ガードは出来ない以上、
わざわざ手間をかけてガードを入力する意味はありません。

これは、ある程度格ゲー慣れしてきて
「隙あらばガード」という癖がついている人こそ意識すべきことでしょう。

相手のリーチの奥深くまで踏み込み、”圧”をかけろ!

ここまで、「”差し込み”は技の先端当てをすることが基本」という前提のもと
話を進めてきました。

しかし、原則としてスト6では技の先端当てからは
効率が良いコンボや攻めを仕掛けられないよう調整されています。

そのため、基本的な動きのみに留めていては
「差し込み」に見返りを見出す事が難しいのです。

そこで、「差し込み」からまとまった見返り(ダメージ)を得るためにも
敢えて技のリーチ先端当ての距離を越え、更なる深みまで踏み込む必要があるのです。


歩き投げを通すことが「差し込み(踏み込み)」のゴール

中距離から投げ間合いの内側まで入り込み、
通常投げを通す事が「差し込み」の到達点と言えます。

技の先端を差し込む場合、コンボに繋げる事が難しい上に相手にガードで凌がれる可能性が高く、
まとまったダメージを得られない事が多いです。

ですが、相手の懐まで踏み込んで投げまで決めるとなると、
相手の「ガードしていればいい」という前提を崩壊させることが出来るのです。


深く踏み込もうとすると、遅らせ置き(ファジー暴れ)で防がれる恐れがある

対戦相手からすれば、ズンズン踏み込んでからの投げを通されるのは
流石にムカつくし不都合です。

ですが、深く踏み込めば踏み込むほど、
それだけ間合いに入ってから実際に技を繰り出すまでにロスが生まれる事となります。

これに伴い、無理に深く踏み込もうとすると

  1. 「差し返し」狙いでガードしてたら、相手が深く踏み込んできた!
  2. 相手の踏み込みを確認したから、「置き」に切り替えよう!
  3. てか、ガードしながら適当なタイミングでボタン押しとけば良くね?

という判断の余地を相手に与える可能性が高まるのです。

▲さしずめ、「遅らせ置き」とも言うべきテクニックでしょうか。いわゆる「ファジー暴れ」と呼ばれるテクニックと原理が非常に良く似ています。

格ゲーブロガー拓

このように、ガードしつつボタンを押すタイミングに変化をつける守り方
格ゲーの定番テクニックです!


「歩きガード」を刻み、守りを固めながら相手の動きを観察しよう!

上の項目では、「差し込む時にガードは不要」だと説明しました。

とはいえ、流石に相手の懐まで踏み込もうという時まで毎回ノーガードだと
相手に付け込むスキを与えてしまいやすく、「置き」の的になってしまうでしょう。

そこで、踏み込みながらも有事の際には咄嗟に操作キーを後ろに切り替えてガードしていく、
いわゆる「歩きガード」と呼ばれるテクニックが有効です。

相手が技を振ってきそうなタイミングでガードを刻みつつ、
少しずつ踏み込みを深くしていきましょう。

▲スト6における通常技のほとんどはガードした側が硬直差有利になるため、ガードしたからといって状況が悪化する機会はそうそうありません。あわよくば「打ち返し」を軸とした有利な読み合いを仕掛けましょう。

歩きガードする”だけ”では勿体ない!相手が置き技を打ってくるタイミングを探る事が真の目的だ!

歩きガードをする目的は、あくまで

  • 「この相手は、どの程度深く踏み込んだらボタンを押してくるか?」
  • 「どの間合いまで近づいたら、どう動きを変えるのか?」

といった、こちらの踏み込みに対する相手のリアクションの傾向を見定める事にあります。

ただ闇雲に前に歩いて相手の技をガードしにいっているだけでは、
ただただ被弾のリスクを背負いながらドライブゲージを削られにいってるようなモノであり、無意味です。

相手がボタンを押してくる(置き技を出してくる)タイミングの癖と傾向を見定めたら、
そこにリターンを取れるような技の振り方に移行しましょう。

あくまで歩きガードをしながら対戦相手の情報を得る事・読み合いの布石を作る事が目的であり、
わざわざ歩いて相手の技をガードしにいくこと自体が目的ではないという訳ですね。

格ゲーブロガー拓

ファジーのタイミングを毎回散らすのは非常に難しく、
大抵の場合は「個々人が一番信頼しているタイミング」があるものです。

相手が一番信頼しているタイミングを見抜き、
的を絞って潰しにかかりたいところ!

置き技を潰す事ができる、絶対的な手法はない!こればかりは対戦経験とアドリブ力がモノを言う!

とはいえ、タイミングを散らした置き技を潰す具体的なやり方を説明するのはかなり難しいです。
なんなら、絶対的な手法はないと言っても過言ではありません。

何故なら、タイミングを散らした置き技の潰し方には

  • 間合い
  • 使用キャラの組み合わせ(歩き速度の差、技相性など)
  • 相手がどのタイミング(フレーム)でボタンを押してくるか
  • 相手がどの技を暴れに用いるか

といった様々な要素が絡み合って、その時々の最適な選択肢が変化するからです。
なので、こればかりは個々人が最適な潰し方を追求していくしかありません。

いくつかの例を挙げておくので、参考にしてみてくださいね!

遅らせ置き(ファジー暴れ)の対処法
  • 歩きガードした後、硬直差有利を活かして攻める(打ち返しを狙う)
  • 相手の「遅らせ置き」の発生前を攻撃し、カウンターを取りに行く
  • 一瞬だけ前に歩いてから下がり、相手の「置き」技を引っ張り出した所に「差し返し(の形)」でパニッシュカウンターを狙う
  • 体の一部からやられ判定がなくなる技を使う(ザンギエフの→+中K等)

置き技にカウンター/パニカン始動のコンボを決め、圧をかけながら踏み込め!

ファジー置きを潰す手法には確立されたモノが存在せず、対人戦で再現性を持たせる事が困難です。

しかし成功すればカウンターヒットやパニッシュカウンター始動のコンボを決められるという大きな見返りが得られます。

▲使うキャラや技にもよりますが、カウンターヒット時には通常時は決まらないような高火力コンボが決まります。難しければカウンター限定コンボでなくてもいいので、相手の暴れを潰せた時は確実にコンボを決めていきたい所。

こういったコンボを決める事ができれば、
対戦相手は「置き技を振りづらいな…」と思うようになってくるでしょう。

こうして相手を委縮させれば、踏み込みを通しやすくなります!

下段を差し込み、後ろ歩き(下がり)を許すな!

「踏み込み」を通す際には置き技以外にも対策しなければならない要素があり、
それが相手の「後ろ歩き(立ちガード)」です。

  • 技を出す事さえなければ、カウンター始動コンボを食らう事はない
  • 距離を離すことで、相手の接近を拒める

という2つの観点から、
後ろ歩きでカウンター狙いの技や踏み込みを拒否するのは理に適っています。

こういった場面こそ、下段技(足払い)の出番です。

リーチの長い下段技を相手に届くように差し込み、相手の立ちガードを崩していきましょう。

▲「歩きが速い」「キャンセルがかかる中足を持つ」といった特徴を併せ持つキャラほど、相手の後ろ歩きを捉えるのが得意です。

相手の選択肢を奪いつくしたら、歩き投げが通る!これで”差し込み”は完成だ!

  • 歩きガードを繰り返しながら、相手の傾向と癖を探る
  • 相手の迂闊な技振りに対し、カウンター/パニカン始動の大ダメージコンボを狙う
  • 相手の後ろ歩きに対し、下段技を差し込む

こういったやり取りを繰り返していけば、
対戦相手はあらゆる行動へのリスクを意識してしまう事になります。

次第に、思わずしゃがみガードを固めたくなる機会が増えていくことでしょう。

こうなったら、後は堂々と踏み込んで一直線に投げを決めましょう。

これで「差し込み」の基本的な流れは完成です!

よくわからん?ならばドライブラッシュだ!!!!!!

ここまで解説してきた通り、「差し込み(踏み込み)」はとにかく奥が深いです。
ノウハウを授けたところで、すぐにできるような代物ではないでしょう。

ですが、有難いことにスト6には「差し込み」を簡略化してくれるシステムがあります。

それがドライブラッシュ(パリィラッシュ、生ラッシュとも)です。

格ゲーブロガー拓

いいからドライブラッシュ>通常技を相手に届かせろ!!!!

それで「差し込み」は大体オッケーだ!!!!

まとめ

  • 「差し込み」とは、様子見している相手に対して踏み込みながら直接攻撃すること
  • 「差し込み」は、「差し返し」を狙っている相手にこそ刺さる選択肢!
    • 「置き」を狙っている相手に「差し込み」を狙うのは、ただ読み負けているだけ!
  • 差し込みの基本は、技のリーチ先端を届かせる事!
    • なるべくリーチが長くて、反撃もされにくい技を使おう!
  • リーチ先端の距離を越えて、奥まで踏み込め!
    • 歩きガードを固めながら、相手が「置き」もしくは「遅らせ置き(ファジー暴れ)」を繰り出すタイミングを探れ!
    • 「遅らせ置き(ファジー暴れ)」を潰す絶対的な手法はないが、読みを通せばカウンターやパニッシュカウンターから大ダメージコンボを狙える!
    • 後ろ歩き(立ちガード)で逃げようとする相手に、下段技を差し込め!
    • 相手を動けなくしたら、ゼロ距離まで一気に踏み込んで投げろ!これが「差し込み」の極致だ!
  • 身も蓋もないかもしれないが、いいからドライブラッシュだ!!!!!

おわりに

記事の上の方でも書きましたが、
「差し込み」は踏み込み(ノーガード)とセットとなるのがお約束です。

ガードできない無防備な時間を”意図的に”作らなければ、「差し込み」は出来ません。

即ち、場合によっては相手の置き技を真正面から受ける覚悟が必要という事。

「差し込み」は、仕掛ける際に勇気がいる選択肢だと言えるでしょう。

しかし、「差し込み」は地上戦の読み合いを回すためには
絶対に欠かせないパーツの一つです。

読み合いを回すために取り入れているのであれば、
上手くいかないからと言って悲観的になる意味はありません。

「こいつは”差し込み”がデキる奴だな」と、相手に思わせるだけで十分なのです。

▲相手の置き技を食らってKOさせられた時は、「わざと負けた(捨てゲーした)も同然」「ガードしなかった結果、ブザマな負け様を晒した」かのように見えるかもしれません。しかし、これが勝つために必要な選択だと信じた結果であれば何も恥じる事などないのです。

格ゲーブロガー拓

「リスクを負わずに勝ちたい」等といった考え方にこそ、
大きなリスクがつきまといます。

格ゲーで勝つためにも、格ゲーをより楽しむためにも、
自分の「読み」を信じる覚悟を持ちましょう!

そんな訳で、今回はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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ABOUT ME
格ゲーブロガー拓
1989年生まれ。2009年頃から本格的に格闘ゲームをプレイしている、格ゲー歴15年くらいの格ゲーおじ。現在はストリートファイター6を主にプレイ。 過去に注力した格闘or対戦ゲームと使用キャラクターはストリートファイター4(リュウ)、ギルティギアイグザード(ラムレザル)、大乱闘スマッシュブラザーズSP(ジョーカー、スティーブ)など。 ゲーム以外の趣味は読書・ジム通い等。
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