こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回は、スト6及び格闘ゲームの勝率アップには欠かせない要素の一つである
「リーサル」について解説していきたいと思います。
皆さんは、「リーサル」を意識した試合運びができているでしょうか?
恐らく、ほとんどの人はできていないでしょう。
という筆者自身も、毎回完璧なリーサル判断ができている訳ではないと思います。
ですが、
- リーサルを意識せずにがむしゃらに戦っていた時期
- リーサルを意識しながら戦うようになった今
で比較すると、今の方が見違えるように勝率が良くなったと感じています。
リーサルもまた奥が深く、一朝一夕で出来るようになるものではありませんが
このリーサルという概念を理解しているか・していないかは、
それだけで勝率に影響してくるくらいの重要事項です。
この記事を読んで、
- 格闘ゲームの「リーサル」って何?
- リーサルってそんなに大事なの?
- リーサルってどうすればできるようになるの?
といった悩みや疑問を解決できれば幸いです。
良ければ、最後までお読みください!
それでは、どうぞ。
「リーサル」とは、相手にトドメを刺せるコンボや技の事!

「リーサル」とは格闘ゲーム(主にはストリートファイター)界隈で使われる用語であり、
「相手を敗北(K.O.)に至らしめる、トドメを刺すための技やコンボ」
という意味合いで使用されます。
余談ですが、カードゲーマー界隈でも使われる用語でもあります。
そして、自分の使用するキャラクターの攻撃力やゲージ状況、対戦相手の残り体力を見て
振る技やコンボの構成を変えることを「リーサル判断」と言います。
「リーサル判断」の具体例
例えば貴方がスト6で対戦中、
自分が放ったドライブインパクトが対戦相手にクリーンヒットし、
好きなコンボを決めるチャンスが訪れました。

貴方が使っているキャラクターはドライブインパクトを決めた後、大きく分けて
- 3000ダメージを取れる上に、決めた後に起き攻めができるコンボ
- 5000ダメージを取れるけど、決めた後に起き攻めはできないコンボ
の2種類があり、どちらか好きな方を決められます。
相手の体力ゲージは、恐らくですが
既に半分くらいの長さ(残り5000くらい)だと思います。
こんな時、貴方はどうしますか?
答えはもう、お分かりですね。
正解は後者。
5000ダメージを与えられるコンボを決めることで、相手を一気にKOするのが望ましいです。
こういったコンボ判断・選択は「リーサル判断」の代表例です。
もちろん、厳密には次のラウンドを見越して
リーサルよりSAゲージの温存を優先するべき場面もあります!
とはいえ、SAゲージをケチったせいで逆転負けするくらいなら
ラウンドを取って次につなげた方がマシですね。

その他、マニアックな例だと
- コンボを決めた後の投げ重ねを通して倒し切る:投げリーサル
- SA等を決めて相手をバーンアウトさせた後、必殺技重ねで削りダメージを与えて倒し切る:削リーサル(けずりーさる)
などといったものもあります。
リーサルの成功/失敗は勝敗の分かれ目になる

では、何故「リーサル」は重要なのかと言うと、
ずばりリーサルの成功・失敗が、そのまま勝利と敗北の分かれ目になるからです。
成功すれば当然勝利となり、
失敗すれば勝った事にならないのが「リーサル」です。
そのため、リーサル判断の精度は高めれば高めるほど
確実な勝利を呼び込む事に繋がります。

勝った事にならないだけならまだいい方で、
「リーサルに失敗した」という事実に意気消沈して自分の勢いが失われてしまったり、逆に相手が窮地から生還して勢いづいたりすることも…
つまり、リーサルミスが
余計な負けパターンを呼び込んでしまう可能性が大いにありえるのです。
「リーサル判断」は試合のあらゆる場面で重要な判断基準!
上の項目では分かりやすいようドライブインパクト始動で説明しましたが、
スト6で、というか格闘ゲーム全てにおいて
「リーサル判断」が必要でないシーンは存在しないと言っても過言ではありません。
- リーサルを狙える状況では、リーサルコンボを完走してKOする
- リーサルがない状況では、次の手を効率よくリーサルに繋げられるようなコンボを選択する
これらが、コンボ選択における明確な判断基準になるからです。

僕たち格ゲーマーは須らく「勝ち」を得るために試合に臨みます。
であれば、その「勝ち」を得られる直接的な一手(リーサル)こそが最重要なのです。
それ以外は全てリーサルに繋げていくための布石として
活用していきましょう!
技を当てる”前”から意識するのがリーサル判断のコツ!

相手にコンボを決めた後に
「アッ!これコンボ伸ばせばリーサルだったじゃん~!」
「ヤベッ!まだリーサルじゃなかった~!」
と気付くのは、スト6あるあるです。
では、そうならないようリーサル判断の精度を上げるコツとはどういったものなのか。
それは、コンボの始動技を当てる「前」の段階からリーサルを意識するというモノです。
例えば、
この動画では、豪鬼が立ち強Pを当ててからキャンセルラッシュでコンボを伸ばし、
最後にSA3を決める事でリーサルに持ち込んでいます。
この時の豪鬼使いの思考・意識は
- 立ち強Pが当たった瞬間に「あっ!ここからコンボを伸ばせばリーサルだ!」と判断してリーサルコンボにいく
- 立ち強Pを振る前の段階から「この状況は立ち強Pを当てたらリーサルだな…」と意識しておき、当たったらリーサルコンボにいく
の2パターンに大別できます。
これらを比較した場合、
後者の方がリーサルの精度が上がる、という話です。
技を振る前から、リーサルか否か判断しておこう
相手の残り体力やゲージ状況を事前に確認しておき、
「今の状況では、これがリーサルできる択だ」という意識の下に技を振っていきましょう。
当たりさえすれば勝てる事が、事前に分かってる状態こそが、
リーサル判断ができている何よりの証です。
「この技が当たったらリーサルだ!」と判断できるようになれば、
もうリーサル判断は9割がた出来ています。
後は、その技を当てに行くだけ!
リーサルになる技を意識してぶん回そう!
少し踏み込んだ上級テクニックですが、リーサル判断に慣れてくると
「A(という技)を当ててもリーサルじゃないけど、
B(という技)を当てればリーサルだな」
↓ ↓ ↓
「じゃあBを振り回そう!」
という判断ができるようになってきます。
そして、この判断は非常に有効です。
これは何故かというと、
自分にとっては「当たりさえすれば自分が勝ちになる技」というのは、
相手にとっては「絶対に食らってはいけない技」とほぼ同義です。
「無警戒な相手を足切りできる」+「警戒できる相手には、食らわない動きを強要できる」という選択肢になるのです。
この説明だとちょっとピンと来ない人のために説明すると、
「リーサルになる技」は「めちゃくちゃ強い技」です。
なので、ここでも
勝ちたければ、強い技をガンガン押し付けろ!!
(そうでない技は無理に振らなくていいよ)
という話に帰結する訳ですね。
まとめ
- 相手の体力をゼロにするコンボや攻めの判断を「リーサル」と呼ぶ
- リーサルは試合の勝敗に直結する重要事項
- 「この技が当たればリーサル」と事前に理解した上でコンボ始動技を振るのが、リーサル成功のコツ
- 技が当たってから「あ、今リーサルだ!」と判断しているようではもう遅い
- 慣れてきたら、リーサルになる技を優先的にぶん回そう!
おわりに

いかがだったでしょうか。
格闘ゲーム(というかスト6)における、リーサルについて解説させて頂きました。
リーサルは自分ができるようになればもちろん勝率は上がりますし
これが発展してくると、対戦相手のリーサルを阻止するという判断までできるようになります。
例えば、
「この状況は相手の強攻撃を食らったら被リーサル(負け)なので、
強攻撃だけは食らってはいけない(投げや小技ならまだ食らってもオーケー)」
といった判断をし、リーサルを回避しながら戦えるようになります。
こういった意識も、安定した勝利を実現するためには欠かせなくなってくることでしょう。
しかし、特にまだ格闘ゲームに慣れないうちは
自分がリーサルされるかどうかはさておいて、
「自分がリーサルを決めること」に集中するのが望ましいです。
まずは、能動的に試合展開を作れるようになりましょう!
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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かくぶろ@格ゲーブロガー拓(@takukakugamer)さん / X
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