こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回の記事のテーマは、”バーンアウト”です。
スト6ではドライブゲージを使用して行使できるドライブシステムを用いた戦略・駆け引きがカギとなるゲーム性ですが、
その「ドライブゲージ」が枯渇することで、「バーンアウト」という状態になります。
- ドライブゲージが全快するまで継続
- バーンアウト状態中の制約
- ドライブシステムが一切使えない
- 通常時よりもガード硬直が大きくなる(4F増加)
- 必殺技をガードするだけでダメージ(いわゆる”削りダメージ”)を受ける
- ドライブインパクトを受けて画面端に衝突(このブログでいう”壁ドン”が起きる)と、「スタン」が発生して長時間無防備になる
- 以下の行動でドライブゲージが回復
- 時間経過
- 相手に攻撃をヒットorガードさせる
- 相手の攻撃をガードする
- 「スタン」発生後、ドライブゲージが必ず全快する
ざっくりと解説すると、バーンアウトは
多くのデメリットが課せられた非常に危険な状態となります。
- 自分がバーンアウトした時に、いかにしてリスクを最小限に抑えるか
- 相手がバーンアウトした時に、どのようにすれば効率よくリターンを稼げるか
といった事に抑えられているか否かは、
スト6をプレイする上での勝率に関わってくるでしょう。
良ければ最後までお読みいただけると幸いです。
それでは、どうぞ!
バーンアウトした側の視点:どう凌ぐか?

基本的に、バーンアウトした側は大きく不利になってしまいます。
そのため、バーンアウトしたまま無理に戦おうとせず
全快するまで耐える(守りを固め、時間を稼ぐ)のが基本的な方針となります。
とにかくドライブインパクトを警戒!

バーンアウト中はドライブインパクトやドライブパリィ(ジャストパリィ)といった
ドライブシステムが全て使えなくなります。
これに伴い、バーンアウト中は
対戦相手が繰り出すドライブインパクトに抗う事が非常に厳しくなります。
普段ならインパクト返しやジャストパリィで対処できた場面でも、
バーンアウト中では同じようにはいきません。

垂直ジャンプやバックジャンプを置く

相手が直接ドライブインパクトを打ってくる場合に有効な選択肢です。
タイミングが嚙み合えばインパクトが空振りした所に最大反撃を取れるので、
リスクリターンの見合った対策と言えるでしょう。
もちろん、相手に読まれて対空されたり相手の撃った飛び道具を踏んでしまう可能性はあるのでやりすぎ禁物です。

無敵のあるSAで反撃!

バーンアウト中でも、(SAゲージさえあれば)各種SAは問題なく繰り出す事ができます。
こちらが攻撃を空ぶった時、キャンセル可能な通常技に合わせられた時は
可能な限りSAで切り返していきましょう。
- SAを決めた後の起き攻め状況がいい
- SAを当てると位置を入れ替えられる
といった性質を持つキャラクターにとっては、特に有効な対策と言えますね。
インパクトを見てから投げ返す
かなり難しいので正直オススメはできませんが、一応紹介。
ドライブインパクトは投げに対する無敵はありません。
従って、通常投げならアーマーで耐えられることなくインパクトを潰せます。
バーンアウト中に「通常技キャンセル>ドライブインパクト」の連係をされる場合
ドライブインパクトの直前の技のガード硬直によって反撃の手段が変わりますが、
場合によっては通常技とドライブインパクトの間に割り込み、反撃が可能です。
- 中攻撃>キャンセルインパクト:投げ返しやジャンプ逃げが可能
- 強攻撃もしくはラッシュ中攻撃>キャンセルインパクト:無敵技か、発生2F以内の当身技でしか抵抗できない
- SAがない時、かつ画面端を背負った状態ではキャンセル可能な強攻撃もしくはラッシュ中の中攻撃をガードするだけで
インパクトを確定でヒットorガードさせられる事となる。
- SAがない時、かつ画面端を背負った状態ではキャンセル可能な強攻撃もしくはラッシュ中の中攻撃をガードするだけで

なるべく触れさせるな!ガードの上から強力な固め・削り連係を受けるリスクあり!
バーンアウトした状態に対して有効な技や連係を持ったキャラクターは珍しくありません。
- 本来はガードすれば反撃を取れる技が、取れなくなる
- ガードすれば仕切り直しになる技が、ガードすると相手に攻めのチャンスを与える技になる
- ガードしていれば割り込める連係が、割り込めない連係になる
- 削りダメージを受け続けてしまい、ガードの上から小さくない被害を受けてしまう
- 中段・下段や表・裏といった択がかかる攻めを、ドライブパリィに頼らず凌がなければならなくなる
ガードするだけでこういった連係を受けるリスクがつき纏うため、
なるべく相手に触れさせないよう立ち回りましょう!

バーンアウトを早急に回復せよ!
バーンアウト中はただ相手から逃げ、耐えるのが基本ではありますが
それだけだと、一方的に相手に追い込まれてスタンさせられてしまいます。
少しでも回復を早めるために、能動的なアクションも起こしていきましょう。
技を当てるだけで回復する!

通常状態時と同様、相手に技をヒット/ガードさせるだけでドライブゲージは回復していきます。
相手がスキを見せたら、飛び道具やリーチの長い牽制技で小突いて
バーンアウトの回復を早めていきましょう。

相手の技をガードするだけでも回復する!

普段は相手の技を通常ガードするとドライブゲージが減少してしまいますが、
実はバーンアウト中に限り、相手の技を通常ガードすることでもドライブゲージが回復していきます。
もちろん、ガードすることで大きなガード硬直を受けるため相手にペースを握られがちですが
前向きに考えればガードでバーンアウト回復を早めていると考える事ができます。
どうせ端に追い詰められてしまうくらいなら、
その前にいっそ歩きガードで自分から相手の技をガードしにいきましょう。

SA3を当てよう!演出中にドライブゲージががっつり回復する!

SA3を当てると、SA3の演出中にもドライブゲージが回復していきますが
バーンアウト中も同様に回復していきます。
SA3の演出中に大体半分くらいドライブゲージが回復するので、
バーンアウトを回復させる手段の一つとして運用していきましょう。
- SA3の演出中にバーンアウト状態が回復する
- SA3を当てれば相手をバーンアウトさせられる
できれば、これらのような状況でSA3を狙うのがオススメです。
バーンアウトさせた側の視点:どう攻めるか?

次いで、バーンアウトをさせた(相手が自発的にバーンアウトしてしまった場合含む)状況で
どのように立ち回る・攻めるべきかを解説していきます。
スタンを狙うのは、できればバーンアウト回復直前で!

相手が完全に無防備となり、好きなコンボを決められるようになる「スタン」ですが、
その一方でスタンから回復するとドライブゲージが一気に全回復します。
リーサルが狙える時でもない限り、
バーンアウトしたら速攻でスタンを狙うのは実はそこまで良手ではありません。
できれば、バーンアウトが回復する直前くらいのタイミングで
ドライブインパクトを狙っていきましょう。
ただし、相手からするとバーンアウト直前は
最も気を引き締めてインパクトを警戒する場面でもあります。
相手に読まれる事がないよう、インパクトを打つタイミングには
ある程度変化をつけましょう。
焦って崩そうとしなくていい!時間をかけて”しゃぶる”事に努めろ!
上の項目にも通じるものがありますが、バーンアウトしたからと言って
焦って崩そうとすると却って相手の思う壺にハマります。
何故かと言うと、バーンアウトするとやれる事が大きく少なくなりガードのリスクも高まりますが、
だからこそ自然とシステムに頼らず守りを固める意識が高くなる状態でもあるからです。

そのため、バーンアウトした相手は無理に直接崩そうとしない、
むしろ普段と戦い方を大きく変えないくらいが丁度良いです。
ドライブシステムを行使できる側とできない側では、
言うまでもなく行使できる側が圧倒的に有利です。
有利な状況だからこそ、焦らずにじっくりと時間をかけてリターンを積み重ねていきましょう。

ノーゲージで攻めろ!しゃがみ強Kが分かりやすく強い!
相手がバーンアウトした時にうっかりやりがちなのが、
普段以上に無茶な攻め方をしてしまうケースです。
特に、バーンアウトした相手にドライブゲージを吐いてまで攻めていると
相手のバーンアウトが明けた時にゲージ差をつけられてしまう展開になりやすいです。

なので、バーンアウトした相手に有効なノーゲージでの攻め手を活用していきましょう。
オススメなのが、普段よりしゃがみ強Kを多めに振る事です。
バーンアウトした相手には、しゃがみ強K(もしくはそれに近い性能を持つ技)の先端当てを
普段よりも押し付けていきましょう。

ゲージが余ってるなら、ドライブインパクトとドライブリバーサルを活用しよう!
- 焦って攻め崩そうとしない
- ゲージを使い過ぎない
ここまでは、こういった論調で書き進めてきました。
とはいえ、一切ゲージを使わないのも
それはそれでバーンアウトさせた状況の優位性を活かせません。
そこでオススメする全キャラ共通のシステムが、
ドライブインパクトと、ドライブリバーサルです。


ゲージ管理力とバーンアウト戦略は相乗効果

バーンアウトしない&相手にさせる戦略の全てはゲージ管理力に起因します。
ゲージ管理が巧みであればあるほど、自分はバーンアウトすることなく
相手にバーンアウトさせる戦略を取る機会が増えていきます。
「スト6の上手さ」の象徴とも言える、ゲージ管理力を磨いていきましょう!
ゲージ管理のコツにも色々あり、語りだすとかなりの文量になってしまうのですが
とりあえずは以下の点を留意しながらゲージ管理してみましょう。
- ドライブゲージを使い過ぎる前に、SAゲージを確保しよう
- キャンセルラッシュを使い過ぎないように(重要)
- 相手のSAゲージが溜まったら、ドライブゲージを多めに確保しよう
リーサルコンボをミスるな!!!!!!!!!!(超重要)

スト6では持てるドライブゲージとSAゲージを全て使い切ってコンボを伸ばし、
相手の体力をゼロにするコンボ(リーサル)判断をする機会があります。
この際、バーンアウトしてしまっても
相手を倒し切って次のラウンドに進めばまたドライブゲージが回復します。
しかし、リーサル判断のミスorコンボ自体をミスして
ゲージを全て使い切った上で反撃のチャンスを与えてしまうと、大変な事になります。
リーサルコンボを完走させられるよう、またはリーサル判断をミスしないよう、
日々コンボ練習を積み重ねていきましょう!
まとめ
- バーンアウトした側は、基本的に「どう凌ぐか」を考える!
- とにかく相手のドライブインパクトを食らうな!垂直ジャンプで最大リターンを取りにいけ!
- バーンアウト中に仕掛けてくる、相手の通常技>インパクトの連係にはなるべく割り込みたい!
- SAを使うしかない状況もあるぞ!SAがないと文字通り”詰む”恐れも!
- ガードの上から厳しい固め・削り連係を受ける可能性も!
- 特に端で触れさせるとマズい!追い詰められるくらいなら、自分から前に出よう!
- バーンアウトを早急に回復せよ!
- 技を当てたり、ガードしたりするだけでも回復は早まる!
- ここぞという所では、SA3を決めよう!
- とにかく相手のドライブインパクトを食らうな!垂直ジャンプで最大リターンを取りにいけ!
- バーンアウトさせた側は、基本的に「優位性を活かす」事を最優先に考える!
- スタンを狙うのは、バーンアウトが回復する直前まで待つ方が都合がいい!
- 焦ることなく、相手をじっくり追い詰めろ!普段通りの戦い方を続けて、バーンアウトした相手をしゃぶれ!
- しゃがみ強Kとドライブインパクトがコスパ良好!守る時はドライブリバーサル!
- バーンアウト戦略の上手さは、ゲージ管理能力がモノを言う!
- とにかくリーサルミスだけは避けろ!(重要)
おわりに

スト6ではドライブゲージを使った行動が全体的に強力な一方、
ドライブゲージの使い過ぎに対する明確なリスクとしてバーンアウトという仕様があります。
更にゲージが最大まで溜まった状態のまま戦い続けると、
本来溜まるはずだったゲージを捨てる事に繋がります。
使い過ぎても使わな過ぎてもダメ、という所に
スト6のゲージ管理の難しさがあるのです。
更にドライブゲージは時間経過による自動回復・前歩き・技の命中・通常ガードといった、
様々な行動で細かく変動します。
目まぐるしい駆け引きが繰り広げられる対戦の中で、
ドライブゲージの残量を正確に把握する事は上級者でも難しいです。
いわば「事故」でバーンアウトしてしまう事なんて、
実戦では当たり前のように起きます。
ゲージを使った後に「うわ、やっちゃった!」と後悔するのも、
スト6あるあるです。
こればかりは、ただ知識を詰め込めば
解決するようなものではありません。
ゲージの使い方やバーンアウトが絡んだ戦略の組み立て、
ミスした時に即興で立て直すセンス等は、
とにかく対戦を繰り返して経験を積むことで磨き上げていきましょう!

そんな訳で、今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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かくぶろ@格ゲーブロガー拓(@takukakugamer)さん / X
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