こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回の記事で取り扱うのは、ケンです。
ケンと言えばリュウと並び、ストリートファイターの顔に等しい立ち位置にして
本作ではトップクラスの使用率を誇る大人気キャラクターの1角です。
ケンは素直な技が揃っていてとても動かしやすいのですが、
対戦で勝とうとすると結構難しい部類のキャラクターでもあると感じます。
「強キャラと聞いたからケン使ってるのに、勝てない…」と悩む方はきっと多い事でしょう。
そこでこの記事では、なるべくケンで勝つために最低限必要なテクニックや
極力シンプルな戦い方・指針をまとめていくこととします。
幸い、勝つために狙う事自体は非常に分かりやすいので
「何をすればいいのかよくわからない」という事態は回避しやすいキャラです!
よければ是非参考にしていってくださいね!
それではどうぞ。
攻め:とにかく壁際(画面端)に運ぶことを考えよう!
スト6は全体的に画面端に追い詰めた側が大きく有利になる設計であり、
多くのキャラクターが「画面端に運んで攻め倒す」戦略を得意としています。
しかしそのスト6においてもケンは「画面端に運んで攻め倒す」事に際立って長けています。
奮迅脚からの派生竜巻旋風脚を決めろ!コンボで狙うのがオススメだ!
奮迅脚(K2つ同時押し)中に派生で竜巻旋風脚(↓↙←K)を入力すると、
炎を纏った竜巻旋風脚を繰り出せます。
この技は相手を横に押し込んでいく(いわゆる運び)性能がものスゴく、
これ一発決めるだけでほぼ画面端に直行します。
まずはこの技をコンボに組み込み、相手を画面端まで連れていきましょう。
立ち中P・強P>奮迅竜巻で運んだ後は、最速で前ステ2回を行うと密着+5(投げがぴったり重なる)の状況を作る事ができます。
このセットプレイは非常に優秀なので、是非覚えておきましょう。
ケンの起き攻めは柔道一本でいけ!前投げ重ねをループさせろ!
ケンは画面端で前投げを決めた後、
相手の起き上がりに再び前投げを重ねる事ができるキャラクターの一角です。
この前投げ重ねをループする攻めは「柔道」というスラングで呼ばれています。
この投げ重ねを何度か見せていると、
相手も投げ重ねに対応する選択肢を取らざるを得なくなります。
以下の例を参考にして、相手から「投げへの対応」を引き出して潰しにかかりましょう。
- ジャンプ逃げ・バックステップ→歩いて立ち強P重ね>中迅雷
- 遅らせグラップ・無敵技・Dリバーサル→前歩きを見せてから投げ間合い外で様子見
ここまで書いたことをできるようになれば、
一度のチャンスで一気に攻め倒す機会が出てくることでしょう!
ポイントとしては、難しく考えすぎずに
「投げ」「打撃」「投げ抜け狩り」の3択”だけ”を狙い続けることです。
通常技>迅雷脚の連係を仕掛けよう!ガードされてもお構いなしだ!
迅雷脚は、スト6ケンを語る上で欠かせません。
この技は初段で回し蹴りを放ち、その後に→を入力しながら弱K・中K・強Kのボタンを押すと
それぞれ異なった派生技を出せるシロモノです。
対戦のレベルが上がってくると状況に応じて
全ての強度と派生技を使い分けて読み合いする必要性が生まれてくる技ではあります。
しかし、最初からそこまでやる必要はありません。
まずは
- 「中攻撃 or 強P>中版迅雷脚」までは決め打つ
- →弱K派生を打つ or 打たない
この②で挙げた二択を仕掛ける事に集中しましょう。
稀に→⁺中K派生を混ぜるとなお良し。
ぶっちゃけ、これだけでもかなり強力です。
正確な対応が出来る人はなかなかいません。
立ち回り:五分状況から有利状況に向かうまで
立ち回りとは、試合開始直後の五分状況から
有利(攻めの項目で挙げた事ができる)状況に向かうために取る行動を指します。
ここで気を付けたいのが、「立ち回りで戦う」事に拘るのは悪手ということです。
「立ち回り」はあくまで有利状況に向かうための前段階です。
勝つためには、自分が有利な状況で戦う事を意識しましょう!
中距離牽制技からキャンセルラッシュで攻めよう!
ケンはキャンセルドライブラッシュとのシナジーが非常に優秀なキャラクターです。
中間距離で相手に通常技を当てる事ができたら、
すかさずキャンセルラッシュして攻め込んでいきましょう。
ただし注意点として、
キャンセルラッシュにはドライブゲージ3本という大きなコストがあります。
強いからと言って中足ラッシュばかり狙っていると、すぐにバーンアウトしてしまいます。
ドライブゲージの管理や溜め方も覚えることで、
中足ラッシュのメリットだけを享受していきましょう!
ケンの中足ラッシュは他キャラ以上に強い!
ケンのしゃがみ中K(通称:中足)はリーチこそ特段長くはないですが、
発生が7Fと本作の中足としては最速タイです。
そのため、後ろ歩きで距離を取ろうとしている相手に差さりやすいのが強みですね。
更に、ケンはキャンセルラッシュからしゃがみ弱Pをガードさせた時の状況が良いです。
具体的には、
- 中足>キャンセルラッシュ>しゃがみ弱Pが連続ガードになり、
かつほぼ確実に投げ間合いになる - キャンセルラッシュしゃがみ弱Pをガードさせた後、
ほぼ確実に後ろ歩きで相手の投げ暴れを回避できる(いわゆる”シミー”が可能)
の2点を兼ね備えている点が非常に強力。
①はともかく、②の性質を持つキャラクターはかなり少ないです。
「中足ラッシュを使え」という
開発陣のメッセージ性を感じられるキャラクターですね
中足>キャンセルラッシュ>しゃがみ弱Pをガードさせたら、
- 立ち中P:暴れ行動(最速打撃、ジャンプ逃げ、バクステ等)を潰す
- 投げ:ガード、もしくはジャストパリィ狙いのパリィを崩す
- 後ろ歩き(シミー):投げ抜け確認して打撃技を差し込む。できればパリィ確認して投げ
まずはこの3つの択を均等に分散する事を意識してみましょう!
届く確信があるなら立ち強P!
立ち強Pは空振りすると隙が大きいため差し返しされるリスクが大きいですが、
その分ヒット/ガードさせた際のリターンが良好です。
まず中迅雷が連続ガードになる点が優れています。
そのため、しゃがみ中K>中迅雷などと違って
ドライブインパクトやSAで割り込まれる心配がありません。
強攻撃故にこの技自体が相手のドライブゲージを削る量が多く、中迅雷と組み合わせると
ガードの上から相手のドライブゲージをゴリゴリと削っていけます。
ドライブゲージを削る事で、対戦相手には
キャンセルラッシュなどの強い選択肢を使わせないよう仕向けましょう!
もちろんバーンアウトさせることができればしめたものです。
たまに強龍尾脚やパリィラッシュで無理やり触るのもOK!
ケンは中間距離から攻め込む手段も豊富に用意されています。
まず、ケンのドライブラッシュ(パリィラッシュ)は他キャラと比較しても優秀な性能を誇ります。
ラッシュから立ち弱Pやしゃがみ中Pを繰り出し、相手に攻め込んでいきましょう!
その他、強龍尾脚もたまに見せる分には有効です。
この技は足元無敵になる上に、ガードさせて⁺1(しゃがみガードされると⁺2)になる点が優れモノです。
たまに見せて意識づけしていきましょう。
立ち強Kと奮迅強Kでリーチを補え!
ケンは全体的に通常技のリーチが短めです。
それを補うために、立ち強Kと奮迅派生強Kを使っていきましょう。
どちらも大振りなので過信は禁物ですが、
リーチの長さに加えてヒット時の見返りが大きいのが魅力です。
特に立ち強Kは差し返しを決めてパニッシュカウンターを発生させると、
相手が浮き上がるのが大きな魅力です。
そのまま空中コンボを決めつつ、起き攻めに持ち込みましょう。
防御編:ドライブゲージ回復と位置入れ替え
ケンは防御の固さも強みです。
しかし、格闘ゲームはただ守っている”だけ”では勝てるようになりません。
無意味に守るのではなく、相手から戦わないために守るのでもなく、
「不利な状況を拒否するため(自分を有利な状況に向かわせるため)」に防御する。
という意識を持って守りましょう!
波動昇龍で守ってドライブゲージを溜める
減少したドライブゲージは、時間が経過するだけで溜まっていきます。
また、何かしら相手に技を当てる(ガードでもOK)でもドライブゲージが回収されます。
このため、攻めによって減少したドライブゲージが回収されるまでは
無理にケン本体で攻めようとせず、波動拳を軸にじっくり立ち回るのがオススメです。
もちろん、相手が痺れを切らして前ジャンプで攻めてきたら
しっかり昇龍拳で迎撃したいところ。
対空昇龍を出せないと、それだけでケンの守りを崩すのが簡単になってしまいます。
相手を楽に勝たせないためにも、対空昇龍は是非習得しましょう。
下がり過ぎたら、位置を入れ替えろ!
ケンは運びだけでなく、位置を入れ替える事に関しても非常に優秀です。
うっかり下がりすぎてケン側が画面端に追い詰められたとしても
位置を入れ替えることで形成逆転が可能です。
ケンにとって、ピンチはチャンスです。
有利だからといって焦って攻め込んできた相手を返り討ちにし、
逆に自分のチャンスに替えましょう。
立ち中P・強P>奮迅龍尾脚のコンボを決める
空中やられ中の相手に奮迅龍尾脚を決めると、ケンが相手を蹴りつけながら裏に回っていきます。
このコンボパーツは、自分が端を背負っている時に決めると特に有効です。
立ち中P・強P等で相手を浮かせ、奮迅龍尾脚で位置入れ替えを決めましょう。
龍尾連脚(SA1)
ケンのSA1・龍尾連脚は当たると相手との位置が入れ替わるという、
SA1としては希少な性能を有します。
SA1のご多分に漏れず、打撃&投げ無敵があるため切り返しに使う事が可能です。
ケン側が端攻めされる側になった時は、SA1での切り返しを狙いましょう!
OD空中竜巻
こちらの動画で見てもらえば分かると思いますが、OD空中竜巻を使うと
普通のジャンプと比べても遠くまで飛んでいく事ができます。
これで画面端から脱出するのが有効です。
画面端で起き攻めをされそうな時、相手の様子見や投げ重ねを読んで
前ジャンプ>OD竜巻を狙ってみましょう。
後ろ投げ
後ろ投げは位置入れ替えの常套手段です。しかし、ケンの後ろ投げはやたらと運ぶ能力が高いです。伝統だからしかたない
画面端に追い詰められた時or相手に押し込まれている状況は、
逆に自分から攻め込んで後ろ投げを狙うのも有効です。
立ち弱Kで確定反撃を取る
ケンの立ち弱Kは発生5Fと本作においては準最速の発生を誇り、
かつこの手の小技としてはリーチが長めです。
そのため、本来ならば反撃を受けにくいタイプの技でも
ケンの立ち弱Kなら反撃できるという事はよくあります。
細かく確定反撃を積み重ね、相手の攻め手を封じていきましょう!
ケンのコンボは難しい。まずは簡単なコンボから!
攻防一体で隙のない性能を誇るケンですが、
このキャラクターで勝つ上では、コンボの習得が避けられない課題となります。
コンボはどのキャラクターでも重要ですが、
ケンのコンボは他キャラと比べてもテクニカルな部類です。
まずコンボに良く使う奮迅脚が「Kボタン2つを同時押し」という独特なコマンドなので、
それに慣れる必要があります。
更にドライブラッシュ攻撃>奮迅脚・急停止(K2つ押し→弱K)の流れを多用したり、
迅雷脚からの派生を一瞬だけ遅らせる機会があったり、
相手の食らい姿勢が立ち・しゃがみかどうかでコンボを使い分ける必要があったりします。
勿論、こういった理想を突き詰めようとする意識の高さがあるのは素晴らしいですが、
初めから完璧にやろうとするとかなりの確率で挫折する原因になります。
最初は極力シンプルなコンボのみを狙い、
慣れてきてからテクニカルなコンボも追々覚えていく事をオススメします。
初心者オススメコンボ
- しゃがみ弱P>しゃがみ弱P>立ち弱P>強昇龍拳
- ジャンプ攻撃>しゃがみ弱P>立ち中P・強P>奮迅竜巻
- しゃがみ中K>キャンセルラッシュ>しゃがみ弱P>立ち中P・強P>奮迅竜巻
- 立ち中K・中K・強K
- インパクト壁ドン>強P>強迅雷脚・→強K>弱昇龍拳
- インパクトクリーンヒット>立ち中P・強P>奮迅竜巻
- (端背負い)インパクトクリーンヒット>立ち中P・強P>奮迅龍尾脚>強昇龍拳
- 弱P×2>弱迅雷脚・→弱K派生>SA3
- しゃがみ中Pパニカン>しゃがみ中K>奮迅昇龍
- シミー入門コンボ
- 立ち強P>キャンセルラッシュ立ち強P>立ち中P・強P>奮迅龍尾脚>各種SA
- リーサル用コンボ
- 立ち中P・強P>奮迅龍尾脚>各種SAのパーツは汎用性高いのでオススメ
まとめ
- 画面端に運んで攻め倒せ!
- 奮迅竜巻を決めろ!だいたい速攻で端にいくぞ!
- 端に追い込んだら柔道だ!投げへの対の選択肢を決めろ!
- 迅雷脚で固めよう!ガードの上からドライブゲージを削れ!
- ゲージが余ってたらキャンセルラッシュで攻めろ!
- ケンの中足ラッシュ、最強っす
- 下がり過ぎたら、位置を入れ替えよう!
- コンボは頑張りポイント。まずは簡単なコンボから!
おわりに
いかがだったでしょうか。
ケンをなるべくシンプルに解説させて頂きました。
上の項目にも書きましたが、ケンはとにかくコンボが難しいです。
精度・判断の完璧なコンボの技術を身に着けようとすると底なしのやり込みが求められますし、
妥協して簡単なコンボばかりにしていると火力不足に陥りやすいです。
ただ、逆に言えば、
コンボをしっかり身に着けるほどに勝率が上がっていくこと間違いなしでしょう!
コンボこそテクいですが、動かしていてストレスに思う部分が少なくて
使っていて楽しいキャラですね!
練習すれば練習するほど伸びていく、上達するほど強さを実感できる、
まさに「良キャラ」と言えるでしょう。
▲対戦相手からしたら「どこからでも端に運んで投げハメしてくる、誰が使っても一緒のク〇キャラがよ~!」だと思われているでしょうが、そんな事は知ったこっちゃないの精神でいきましょう。合言葉は「うおおおお!!俺の方が”格闘ゲーム”が上手い!!」です。
そんな訳で、今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!