こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回の記事で取り扱うのは、
(ゲーマー用語、或いは格闘ゲーム界隈用語としての)「筋トレ」です。
「筋トレ」という言葉の本来の意味は、言わずもがな「筋力トレーニング」の略で
筋肉を鍛える(肥大化させる)ことを目的として行う、筋肉に負荷をかけるエクササイズのことです。
ですが、今回の記事の主題となるのは本来の意味での筋トレとは違います。
あくまで、格闘ゲーム界隈におけるゲーマー用語・スラングとしての「筋トレ」のお話です。
- 格ゲーマー達がなんか「筋トレ筋トレ」って言ってたけど、一体何のことだろう?
- 具体的にどういうやり方をするの?その意味は?
- 今時のゲーマーはゲームのために筋トレをやってるの?
と思った人は少なくないのではないでしょうか。
そんな方のために、この記事を執筆しました。
(ゲーム用語としての)筋トレの意味とやり方を知って
効率よく上達していき、格闘ゲームをより楽しめるようになりましょう!
良ければ、最後までお付き合いください。
そもそも「筋トレ(格ゲー用語)」とは?
ずばり、ゲームスキルを向上させるための練習・訓練のことです。
具体的には、トレーニングモードにある機能を利用して
- 難しいコマンドを要する必殺技を繰り出す
- よくある状況におけるベストなコンボや連係プレイを身体に馴染ませる
- 特定の技を見てから迎撃する
などの一人で行える基礎的な操作や状況判断の練習のことを「筋トレ」と呼びます。
格闘ゲーム(スト6)自体の上手さの事を、
「格ゲー筋(スト6筋)」なんて呼ぶこともありますね。
こういった練習を積み重ねておくことで、
- 実際の対戦で操作ミスが減る
- 操作に割く意識配分が少なくなる
- 練習で見慣れた光景に自然と対応できるようになる
- 相手の狙いや戦略を見抜く「読み」に意識を回す余裕が生まれやすくなる
などといったメリットを享受し、対戦が大きく有利になるのです。
「筋トレ(格ゲー用語)」をすると格闘ゲームが上手くなり、勝ちやすくなる
「筋トレ」と銘打った反復練習に取り組むと、ゲームスキルが向上します。
ここでいう「ゲームスキル」とは
- 操作・入力の精度や安定性
- 相手の動きに咄嗟に対応する能力
- 状況を見て適切な判断を下す力
等のことです
このゲームスキルを向上させることで、
対戦に勝つ上で大きく有利に働きます。
格闘ゲームで勝つための取り組みと言えば、ゲーム内のデータに基づく攻略や対策といった
「知識・情報」を集める行為を連想されやすいでしょう。
しかし、こういった攻略の知識・情報は
- バトルバランスの調整
- 使用キャラの変更
- その他対戦環境の変化
等により、無に帰してしまう恐れがあります。
そこで、格闘ゲームをプレイする上では決して無駄になることのない
自身の中の格闘ゲームスキルを磨く取り組み(=「筋トレ」)をオススメしたいのです。
「筋トレ」をすることで「(普遍的に)ゲームが上手い」人になることができます。
他のプレイヤーに差をつけていきたい人にこそ勧めたい上達ノウハウです!
「筋トレ(格ゲー用語)」の初歩
それでは具体的にどういった「筋トレ」をするべきなのか、
スト6においてはどういったやり方が有用なのかを、紹介・解説していきます。
よければ、参考にしてみてくださいね!
余談ですが、スト6以外のゲームでは作品ごとにトレーニングモードの機能が異なってきます。
スト6と同じようには練習できないかもしれませんが、そこはゲームに合わせて工夫していきましょう!
コマンド入力の練習
最も定番の「筋トレ」がこれです。
波動拳・昇龍拳などの必殺技や、真空波動拳のようなスーパーアーツを繰り出すためには
コマンド入力が欠かせません。
特に意識せずとも入力できるくらい、しっかり練習しておきましょう。
ここで重要なのが、必殺技をただ出すだけの練習をしていてもあまり意味がないという事。
ここで大事なのは、以下の4点。
- 入力がとにかく正確であること
- 入力がなるべく速いこと
- 入力を開始する前から、自然に入力できるようなフォームを作っておくこと
- 入力し終えた後もフォームが乱れないこと
この4点が両立していて初めて、必殺技コマンドは完璧になります。
とは言え、上で挙げた4点を最初から完璧に満たしながら必殺技を出すのはまず不可能です。
なので、まずは「①入力が正確であること」だけは守る事を意識し、
ゆっくり指を動かして操作するところから始めましょう
コンボと起き攻め
次いで、コンボと起き攻めを練習することです。
ちょっとしつこいくらい言い続けてることですが、
このブログでは本当に大事な話は何度でも繰り返ししていくスタンスです。
格闘ゲームの対戦で勝つ上で、コンボと起き攻めは非常に重要です。
コンボは相手に当たった攻撃のダメージをそのまま引き上げる形となり、
起き攻めは、一度ダウンを奪った後に再度攻めのチャンスを作る事ができます。
コンボと起き攻めがしっかり身についていれば、再現性の高い勝ちパターンの構築が断然ラクになります!
トレーニングモードはコンボと起き攻めを練習する上で絶好の環境です。
「コンボを決めてダウンを奪い、その後に起き攻めをする」
この一連の流れを何度も繰り返し練習して、身体に覚え込ませましょう。
歩きガード
前歩きしつつ、相手に攻撃されそうだと思ったら即座にガードする事です。
守りを固めながら相手に接近したい時に重宝します。
やることは非常にシンプルですが、
シンプルであるが故にやり込み・練度の差が出る動きです。
レコーディング機能がなくてもできる筋トレですが、もちろん使ってもOKです。
ただし、決して力まないよう注意が必要です。
フォームがぐちゃぐちゃになったり、コントローラーを痛めたりしては本末転倒です
自然なフォームを維持したまま、「前歩き>しゃがみガード」を素早く丁寧に入力できるようになりましょう!
レコーディング機能を用いた「筋トレ(格ゲー用語)」
対戦相手のキャラ(ダミー)の行動を予め「記録」することで、
記録した内容通りの行動を「再生」させる事ができる機能です。
主には相手キャラクターの動き・攻めに対応する練習をする際に用います。
スト6においては、トレモメニューの「レコード設定」から
レコーディング機能を使う事ができます。
機能の使い方の一連の流れとしては、
- 「記録」のスロットを選択し、そのスロットにダミーの行動内容を記録させる
- 「記録」完了済のスロットの「再生」を「ON」にしてから「レコード再生開始」を選択する
こうすることで,
あらかじめ記録した通りの動きをダミーに取らせることができます。
スト6のレコード周りはかなり多機能ですが、無理に全てを使い切る必要はありません。
一旦は「記録」と「再生」を使ってみる事から覚えていきましょう!
対空
対空とは言わずもがな、相手の前ジャンプ攻撃を迎撃する事です。
練習のやり方としては
- ダミーに前ジャンプ攻撃を記憶して再生し、それを迎撃する
これだけでOKです
対空はそれ自体の難易度が高い上に、対空からコンボを決めたり大ダメージを与えたりする手段も限られるので
疎かにされやすい部分です。
しかし対空が出るか出ないかは、勝敗の分かれ目に直結するほどの影響力があります。
また、練習する際には
- 距離に応じて対空に使う技を替える事
- 手元がどんな状態からでも対空が出せるようスムーズに入力する事
まで意識できるとなお良いです。
インパクト返し
その名の通り、相手のドライブインパクトを見てからこちらのドライブインパクトで反撃するだけです。
ドライブインパクトは
- ガードされても反撃されない
- 相手の技を2発まで耐えることができる
- クリーンヒットすれば最大クラスのコンボを決められる
の3拍子揃った、非常に強力なシステムです。
更に壁に衝突させると追撃できるため、画面端付近ではガードを崩す手段にもなります。
ジャンプ攻撃ほどではないにしろ、インパクトを返さないと
まともな対戦が成立しなくなる恐れがあります。
これもジャンプ攻撃と同様に、インパクトとそれのフェイントになる行動を
記録/再生して練習してみましょう。
ラッシュ止め
ラッシュ止めとは、パリィラッシュ(”生ラッシュ”とも)を見てから迎撃する事です。
パリィラッシュから繰り出した通常技は硬直差が4F分上乗せされる形になります。
その関係で、パリィラッシュから繰り出した通常技の多くは
ヒットさせてコンボ/ガードさせて硬直差有利を得られるようになります。
これは例えるなら、ドライブゲージ1本でガードさせて有利の突進技を放てるようなものです。
非常に強力なシステムなので、これも対策していきましょう。
やり方としては、これもパリィラッシュ>通常攻撃と記録/再生し、
それを見てから止める事を意識して迎撃するだけです。
また、慣れてきたら
- パリィラッシュを仕掛けてくる「間合い」
- パリィラッシュから振ってくる「技」
この二つを様々に変えてみて練習すると更にいい感じです
▲近年は、パリィラッシュから様々な技を使い分けてラッシュ止めに逆につけこむテクニックも多数開発されています。少しずつでいいので、パリィラッシュを止めやすい間合い・複数の選択肢に対応しやすい間合いを覚えていきましょう。
確定反撃
相手の隙の大きな技をガードしてから反撃する行為です。
相手のモーションがまだ終わってない(ガードができない)所へ
こちらの技を間に合わせることで成立します。
確定反撃を取れるくらい隙が大きい技は、そのぶん他の部分で強力な性能を持つことが多いです。
隙の大きな技に対しては確定反撃を取れるように練習することで、
相手の強い技を抑止しつつダメージを確実に取れるチャンスを増やしていけることでしょう。
無敵技への反撃
技を繰り出した瞬間から無敵(相手の技に一切当たらない)状態になる技のことです。具体的には、動作1F目から発生以後まで無敵状態が付与されている技がこう呼ばれます。
一部のオーバードライブ(OD)版必殺技、大半のスーパーアーツ(SA)、ドライブリバーサル(Dリバ)がこれに該当します。
無敵技は例え不利な状況から放った場合でも無敵がない技に対しては
一方的に打ち勝つ事ができる強力な技です。
その分、隙が非常に大きいためガードできたら反撃を狙う絶好のチャンスです。
反撃が難しい、或いは反撃する瞬間にややクセのある無敵技もあるので
可能な限り色々な技で練習してみてください。
しゃがみ強Kへの反撃
しゃがみ強Kはヒットすると相手にハードダウン(後方起き上がり不可)を誘発させ、
かつ多くのキャラクターにとってはリーチが長く強力な技です。
ですが、その代償としてガードされると大きな不利を背負う事がほとんどなので
反撃のチャンスです。
筆者の体感ですが、ジェイミー・リュウ・キンバリー・マノン・ザンギエフあたりの使用者には中間距離で大足をぶん回してくる人が多いです。
その他、ブランカやJPの↘強Pのような性質の技を持つキャラクターも、歩きに対して振ってきます。
まずはこれらのキャラクターの下段攻撃をしゃがみガードしてから反撃する練習をしてみましょう!
上の項目にも挙げた歩きガードの練習と併用するとなお実践的です。
強い必殺技への反撃
一部ですが、ガードから確定反撃を取る事を知らないと
最早まともな対戦が成立しなくなるような技を持つキャラクターがいます。
- ケンの弱 or 中版龍尾脚
- キンバリーのスラ
- マノンのデカジェ
- ベガのダブルニープレス
- テリーのバーンナックル
ただし、キャラ対策は正直優先度が高いとは言えない点には留意しましょう。
何故ならキャラ対策は特定のキャラにしか通用せず、汎用性がない攻略だからです。
キャラ対策は無暗に深入りせず、オンラインでマッチする機会が多いまたは
極端に勝率が悪いキャラの強力な技にピンポイントで考えるのがいいでしょう。
上級者向けメニュー
ここから先は、「こんな低レベルなメニューじゃ物足りないぜ!」という
コアなゲーマーたちのためにハードなメニューも紹介しておきます。
初心者の方も、良ければ腕試し感覚でトライしてみてください。
相手の攻め・荒らし行動に複数対応する筋トレ
まずは「状態を保存」機能を使い、☝くらいの間合いで保存しましょう。
次いで、レコーディングに以下の行動を記録します
- 前ジャンプ攻撃
- ドライブインパクト
- 前ステ投げ
- パリィラッシュ>通常技
「再生の繰り返し」の項目を、「常に再生を繰り返す」を選んだ状態にします。
後は、「レコード再生開始」を一度選んだら、
基本設定の項目に戻って「保存した状態を再生する」を選びましょう。
▲操作方法を設定するのと覚えるのがちょっとめんどくさいですが、ショートカットキーを活用できると手間がめちゃくちゃ減ります。
すると、ダミーが「保存した状態を再生」をするたびに
レコーディングした行動のどれかをランダムに繰り出してきます。
そして、これらの行動にそれぞれ
- (前ジャンプ攻撃に)対空
- (インパクトに)インパクト返し
- (前ステ投げに)小技でカウンター
- (ドライブラッシュに)中技などでカウンター
といった感じで、見てから反撃しましょう。
「シミー」の精度を高める筋トレ
- 対戦相手を画面端に追い詰めた状態でダウンさせる(ダウンする直前くらいのタイミングで「状態を保存」機能を使う
- 「反撃設定」の項目で、ダウンリバーサルに以下の内容を設定
- 投げ(ディレイ0~10Fの任意):最速投げ暴れから、限界まで遅らせた投げ抜けまで
- しゃがみ中K(ディレイ0F)
- 前ジャンプ(ディレイ0F)
- ドライブパリィ(ディレイ1F):ディレイをかけないと「REVERSAL」のテキストメッセージが出るのを見てパリィ確認できてしまうからNG
- これらのダウンリバーサル行動に対し、以下の選択肢を仕掛ける
- 投げ重ね
- 投げ間合いに入る→投げ間合いギリギリ外に外れてしゃがみガード
- 投げ暴れor投げ抜けには見てから中攻撃や強攻撃でパニカンを取る(シミー)
- しゃがみ中Kにはしゃがみガード
- 前ジャンプは見てから対空(できれば空対空などを決め、位置入れ替えを許さない)
- ドライブパリィは見てから歩き投げでパニカンを取る
スト6において「シミー」と呼ばれる択は物凄く強力ですが、
誰がやっても強い訳ではありません。
上のメニューにあるような事をきちんとこなせて初めて、その強さを体感できるのです。
是非、上のメニューをこなして
「シミー」の強さを体感できるようになってください!
突進技を見てからジャストパリィする筋トレ
スト6の突進技は全体的に高性能なものが多く、
ガードしても反撃できない場合が多々あります。
しかし、そういった技は発生が遅めに設定されている事が多いです。
従って、ジャストパリィを狙いやすいポイントでもあります。
ガードを仕込みながら狙えば、失敗してもそこまで大きなリスクはないので
実戦でも積極的に狙っていきましょう。
狙いどころとなる技一例
- ケンの強龍尾脚
- ジェイミーの酔疾歩
- キャミィのスピンバックナックル
- マリーザのファランクス
- 本田のスーパー百貫落とし
飛び道具を見てからジャストパリィする筋トレ
スト6において、飛び道具はドライブゲージの効率差を有利に運んでくれる重要な技です。
特に、「安全波動」と呼ばれる弾撃ちのテクニックに対してただガードをしていると
一向に相手の守りを崩せず、ゲージをモリモリ稼がれてしまう恐れがあります。
そこで、ジャストパリィを狙う事で相手の飛び道具連射にプレッシャーを与えていきましょう。
- 対戦相手(ダミー)を飛び道具持ちのキャラクター(おすすめは豪鬼)に設定
- 以下の行動をレコーディングする
- 屈伸(↓↘→のみ)
- 弱版の飛び道具
- 強版の飛び道具
これに対し、
- 屈伸はスルー
- 弱版の弾にジャストパリィを決める
- 強版の弾はガード
これらを狙いましょう。
欲を言えば、弱波動拳にジャストパリィを決めてから
距離に応じた反撃(しゃがみ強Kや前ジャンプ)まで決められるようになればなお良いです。
「安全波動」をガードさせた後、相手はつい2発目の飛び道具を撃ちたくなるので
そこに反撃を狙えるといい感じです!
可能ならパリィ>反撃用の技までセットで入力し、
ジャストパリィが成功した時だけ反撃用の技が出るようにできると更にグッド。
このメニューで「楽勝すぎて物足りないよ~」という方はそういないとは思いますが
意識が高い方はもちろん弱波動と強波動を見分けて両方にジャストパリィを狙ってもオッケーです。
バーンアウト中にインパクトを止める筋トレ
レコード設定にて
- 自キャラをバーンアウト状態にする(ドライブゲージの項目にカーソルを合わせ、Yキーを押す)
- 相手キャラクターに以下の行動をレコーディング
- 直接インパクト
- 強攻撃>インパクトの連係
- 上記で使用した強攻撃と同じもので、キャンセル技はなし
- 一瞬だけ何もしない
- その他、好みで前ジャンプや反応を要する必殺技(龍尾脚など)を設定
- 画面端を背負った状態+相手は少しだけ距離を離してから「状態を保存」を使用。
- 「再生の繰り返し」を「常に再生を繰り返す」に設定し、レコード再生開始を選択。
- 保存した状態の再生を選択しながら反復練習(できればショートカットキーを使いながら)
この設定を済ませたら、
- 直接インパクト:ジャンプで避ける、投げ返す、SA1やキャラ別のインパクト対策になる技を使う
- 強攻撃>インパクトと強攻撃>なにもしないの二択:インパクトを見てから割り込める選択肢を繰り出す
- 強攻撃>インパクトの連係は投げ返しできない。発生3F以内の無敵技もしくは当身技を使う必要あり
- 難しければ、「何もしない」の行動パターンを削ってOK
- それ以外にも対応したい選択肢を混ぜてももちろんOK
これらの対応を使い分けましょう。
バーンアウト+画面端背負いはスト6における極限状況の一つ。
ここを凌げるようになり、相手から勝ちパターンを奪っていきましょう!
とはいえ、どう頑張っても厳しいものは厳しいので
そもそもこの状況にならないよう普段の立ち回りやゲージ管理を見直すのも大事です。
差し返せる技にだけ反応する筋トレ
- しゃがみ弱K、しゃがみ中K、しゃがみ強K、屈伸をレコーディング
- しゃがみ強Kがギリギリ届く程度の距離でしゃがみガード
- しゃがみ中Kに差し返す
- しゃがみ強Kはガードしてから確定反撃を取る
「置き」によく使われる技、リーチが長い代わりに確定反撃がある技、そのフェイントになりそうな技の3つが揃えばなんでもいけます。
キャラ別で色々メニューを組んでみると良いでしょう。
単発確認
主には「ヒット確認」の事を指し、技が当たった時だけキャンセルしてコンボを決めるテクニックのことです。
その中でも、一つの技だけでヒット確認を済ませる事を「単発確認」と呼びます。
やり方は至ってカンタンで、「ガード」をランダムに設定するだけ。
後は技が当たった時だけコンボ、当たらなかった時は何もしない、という練習をしていきましょう。
意識が高い人はカウンターヒットを確認して
繋ぐコンボを替える(いわゆるカウンター確認)にも挑戦してみましょう。
ジャンプ攻撃 or ラッシュコパン単発確認
「ガード:ランダム」に設定した相手に対してジャンプ攻撃もしくはパリィラッシュ>弱Pを仕掛け、
ガードされていたら投げて、ヒットしていたら弱Pからコンボに繋ぐ練習です。
飛び込みやラッシュコパンを起点として投げようと思っていたら、
起点の部分が当たっていて、そのせいで投げが空振りした…なんてことはありませんか?
せっかく技が当たってるのにコンボにいけないばかりか、
相手の目の前でスキを晒してしまうなんてもったいないですよね。
地味ですが、個人的には結構重要な確認の練習だと思っています。
中足ラッシュ単発確認
しゃがみ中K>キャンセルドライブラッシュまでは入れ込んでおき、
中足が当たっていたら最大コンボ、ガードされていたらコパンで連ガ作って投げ択を仕掛ける確認練習です。
その他参考動画
おわりに
いかがだったでしょうか。
この記事では「(格闘ゲーム用語としての)筋トレ」について解説してきました。
この記事が、読者の皆様のゲームスキル向上に少しでも役立てれば何よりです!
とはいえ、この記事に書いたような練習方法がいくら有用だと言われても
「さあ、やれ!」と言われた瞬間、気が進まなくなる人が大半ではないでしょうか?
というのも、このような地道な反復練習は
「自分に負荷をかける」ことで成立するものです。
効果的なメニューほど、やっていて苦痛を味わう事はどうしても避けられません。
「全然楽しくないし、何なら辛いなんて、こんなのゲームじゃない!」
「ゲームなんかのためにここまでやるなんて、バカバカしい!」
と嘆く方がいても、それは仕方のない事でしょう。
ただ、こんなマニアックなことばかり書いた記事を
ここまで読み進めてくれるようなやる気勢の貴方にこそ、伝えたいことがあります。
それは、
「誰もやりたがらない事をやる人だけが、競争に勝つ事ができる」という事です!
もしかしたら、この記事を読んでくれている貴方は
「楽に・早く・カンタンに勝てる」ような魔法のテクニックを探して
ここまで辿り着いたのかもしれません。
実際、格闘ゲームでは稀にそういったテクニックが編み出されることもあります。
なんせゲームですからね。
でも、今の時代はインターネット・SNSの発達によって
有用な情報・攻略は瞬く間に全国でシェアされるようになっているんです。
魔法のテクニックが見つかろうものなら
あっという間に拡散されて皆がやりだすし、対策も立てられる時代です。
場合によっては、メーカー側に認知されて「不具合」として
修正されてしまうかもしれません。
「魔法のテクなんかいらない、ムダ」とまでは言いません。
しかし、事実としてそれ”だけ”では他人に勝つ事はできないのです。
逆に言えば、「楽に・早く・カンタンに」勝つ事への執着を捨てれば
格闘ゲームで勝つなんて、カンタンです!!
矛盾しているような言い方ですが、これは本当です。
だって、ゲームで「練習」だの「筋トレ」だのなんて、
誰もやりたがらないのが当たり前です。
それを平気でやれるってだけで、もうとんでもない差がつきます。
そして、こういった本来ならば苦痛を伴うような行動を
「やれば成果が出るのが分かってるから、楽しい!」と思えるようになれば
貴方が格ゲー上級者になるのは時間の問題です。
だから、少しずつでもいいので是非「筋トレ」に挑戦してみてください。
その苦痛に耐えるメンタル、辛くても前進してる事を感じて楽しめるマインドこそが
貴方をゲーマーとしても人としても成長させてくれますからね。
それでは、最後にこの方のお言葉を借りて
この記事を締めくくらせて頂きます!!!!!
「筋トレだ!!!!!
お前には筋トレが必要だ!!!!!」
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
あと、ゲーマー諸兄は言葉の意味通りの筋トレもやりましょう(小声)