こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回は、初心者の方に向けて
- 必殺技コマンドをどうやって身に着ければいいのか?
の話をしていきたいと思います。
多くの格ゲー作品では「必殺技が出せない・コマンド入力ができない」というだけで、
格闘ゲームの面白さは半減します。
格闘ゲームのキャラクターは必殺技がないと動きの幅が凄く狭くなってしまうので、
アクション要素の面白みが大きく削がれてしまうんですね。
それくらいの重要事項にも関わらず、
コマンド入力のコツについて語っている人、少なくないですか?
このゲーム攻略の記事が無数にアップされている今の時代にすら、です。
なんなら、格ゲーを開発している会社が運営する公式サイトですら
コマンドの具体的なやり方について説明される事はなかなかないと思います。
そこで、この記事では
必殺技が効率よく出せるようになる手順を4つに分けて紹介します。
筆者は格ゲーを本格的に初めてみて15年ほど経ち、ノウハウが蓄積された今となっては
コマンド入力ができなくて困ることはほとんどなくなっています。
それぞれの項目内にて具体的なノウハウとコツを紹介していきますので、
是非、最後まで読んでいってくださいね!
コントローラーを選ぶ(おすすめのコントローラーの紹介つき)

まず、そもそもの話として
- 貴方の使用するコントローラーが、格闘ゲームを遊ぶことに適しているかどうか
- そのコントローラーが、貴方の手のサイズや嗜好に合ったコントローラーかどうか
を、真っ先に確認しましょう。
格ゲーはコマンド入力を初め操作に精密さと素早さが求められるジャンルなので、
操作性が悪い、手触り感が良くないコントローラーは不向きです。
コントローラーの選び方としては、
意識して抑えるべきポイントとして以下の4つがあります。
- 自分の手・指に馴染むか(大きさ、重さ、ボタンや操作キーの配置構造など)
- 操作キーが十字方向と斜め入力の切り替えをシームレスに行えるか
- ボタンの押し・離しの認識が早いか
- 操作遅延(コントローラ自体のインプットラグ)が少ないか
3と4に関しては、市販されているようなコントローラなら大抵は大丈夫です。
ただ、1と2に関しては、本当に人の好みや手指の大きさによりますね。
これらを参考にしながら、格ゲーを遊ぶのに適していてかつ、
自分に一番合っているコントローラーを探してみて下さいね!
結局のところ、自分で選ぶのが一番です。
ただ、それでも
コントローラ選びにどーーーーーーしても悩んでしまうという人はいると思います。
そんな人には、ホリ製のパッドコントローラである
「ファイティングコマンダーOCTA」をオススメしておきます。
持ち方・運指(フォーム)を整える

コントローラを選んだら次いで意識するべきは、
コントローラを持つ手のフォームを意識して整えることです。
「え?フォームなんていいからコマンドのコツを早く教えてよ!」
と思うかもしれませんが、
フォームを整えないままコマンドの練習をすると、
そもそもコマンドを入力しづらいフォームが体に染みついてしまいます。
一度体に染みついたフォームを矯正するのはかなり大変なので、
特に初心者の方ほど先にフォーム作りを済ませてしまう事をオススメしたいのです。
限界まで脱力しながらコントローラーを持ち、操作する
極限までリラックスした状態でコントローラを持ってみます。
具体的に言うと、
- 操作キー(もしくはスティック)とボタンに指を「添えて」いる感覚、
- コントローラであれば背面を掌で優しく包み込む感覚
これらを意識しましょう
次いで、このフォームを極力崩さないまま、
操作キーを8方向全てに入力してみましょう。
どういう指の置き方・運び方をすれば
- 真下(↓)が、
- 斜め入力(↘)が、
- 真横(→)が、
入力されたことになるのかをゲーム画面と体で理解し、
一つずつ丁寧に入力する感覚を持ちましょう。
この際、勢いや雰囲気に頼らないことが肝要です。
ちなみにですが
スト5もしくはスト6には、この練習の際に有用なモードが用意されています。
それはズバリ「操作確認」モードです。


▲メニュー画面を開いて、「基本設定」の項目内にある「コントローラ設定」を選択し、更にその中にある「操作確認」を選択するとこのモードが開けます。
この画面を開きながら、
- 自分の入力の感覚
- 画面に表示されている実際の操作の感覚
この二つをすり合わせていきましょう。
コマンドの手順を体に馴染ませる

フォームを整え、コントローラを操作する感覚を肌で覚えたら
いよいよコマンドの練習です。
最初は一つ一つのコマンドを、とにかくゆっくり丁寧に入力するところから初めましょう。
この「とにかく」というのは、「10分の1倍速」「眠くなりそうなくらい」のレベルで
ゆっっっっっくりやってください。
例えば、波動拳のコマンドを入力する際には
「↓」「↘」「→」「パンチボタン」と続けて入力することになる訳ですが、
これを1つの入力に最低でも3秒くらいかけながら、1つ1つ入力してましょう。
何故ここまでゆっくりとした速度でやる必要があるかというと、
勢いよく入力していると、誤ったフォームやクセに気付きにくくなるからです。
これでもかってくらい遅い速度で反復練習をし、
入力の感覚を体にしっかりと刻み込んでいきましょう!
ここで重要なのが、
- ムダがなく理想的な運指のまま、決まった手順で入力できる
という技術を身に着ける事であり、最初から必殺技を出せる事ではありません。
入力の高速化

それができたら、仕上げに入力のスピードを徐々に上げていきます。
先ほど3秒ごとに1コマンドと説明しましたが、
これを1秒ごとに2コマンド、1秒以内に全部入力する、といった感じで
少しずつテンポアップしていきます。
仕上げに、手に馴染ませた動きを早めにパパパっと入力してみましょう!
これでも出ないようなら、また③に戻ります。
この高速化こそが必殺技を出す上で最後の壁です。あと少し!
入力履歴を表示する
スト6に限らず、最近の格闘ゲームのトレーニングモードには
自分が入力したコマンドの履歴を画面上に可視化する機能が標準搭載されています。
これも使い、自分の入力がどこでミスしているのかも確認していきましょう。


ゲームスピード設定
スト6にはmメニュー画面の「環境設定」内に
「ゲームスピード設定」という機能があります。

この機能を使うと、ゲームスピードを50%(要は半分の速さ)に落とした状態にできます。
なかなか早く入力できない、という人は一旦
ゲームスピードを50%に落とした状態で必殺技を出してみましょう。
50%で問題なく出せるようになったら、
次いで通常の速度に戻しても必殺技が出るか挑戦してみましょう!
最後に伝えたい事:ガチャプレイから卒業しよう!

いかがだったでしょうか?
必殺技を出せるようになる手順・ノウハウについての記事を書かせて頂きました。
全体的にコントローラの持ち方や指の動かし方、
フォ-ムを丁寧に作り込むことを勧めるような内容になりましたね。
最後に、なぜ筆者がここまでフォームに拘るのかを説明させてもらうと
格ゲーにおいて、
- フォームを整えることにはメリットが沢山あるから。
- フォームを意識しない適当な操作(いわゆるガチャプレイ)にはデメリットが多いから。
ということになります。
- どんなゲーム作品を遊ぶ際にも流用できる、操作技術の基盤になる
- 操作が安定する
- コマンド練習の効率が上がり、練習に無駄な時間がかからなくなる
- 手が疲れにくくなる
- コントローラが長持ちするようになる
- 新しいゲームを買う度に操作の練習からやり直しになる
- 操作が不安定になる(操作ミスが多くなり、原因も分析しづらくなる)
- 練習の効率が下がり、他の人よりも上達が遅くなる(どんどん勝てなくなる)
- 手が疲れやすくなる
- コントローラがすぐ壊れるようになる(そのぶん、コントローラの新調でお金がかかる)
こうしてメリット/デメリットを並べてみると、
フォームを整えたもん勝ちだと思いませんか?
操作技術(コマテク)はコンボや起き攻めと同等以上に大事で、
根本的な「基礎」です。
初心者の方こそ、是非意識して操作のフォームを意識してみてくださいね!
それでは、今回はここまで。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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