こんにちは、格ゲーブロガーの拓です。
今回は、「人間性能(プレイヤー性能とも)」をテーマとして記事を執筆させて頂きます。
スト6を始めとする格闘ゲームでは、プレイヤーの技術や戦略だけでなく
「人間性能(プレイヤー性能とも)」と呼ばれる要素が、勝敗に大きく影響します。
ここでは「人間性能が高い」と評価される人の特徴や、
それを向上させるための方法・考え方について解説していきます。
よければ最後までお読みくださると嬉しいです。
それでは、どうぞ!
1. 「人間性能が高い」とは?

格闘ゲームにおいて、「人間性能が高い」と評される人は以下のような特徴があります。
- 反応速度が速い(相手の動きを即座に察知し、最適な対応ができる)
- 操作技術に優れている(精密な入力ができ、コマンドミスが少ない)
- 読み合いに強い(相手の狙いを見極める観察力、勝負所で強気な一手を打つ度胸がある)
- 集中力がある(長時間にわたって、高いパフォーマンスを維持できる)
- 記憶力がある(直前の試合内容や相手にやられた行動などを正確に把握し、分析できる)
- 短時間の練習で上手くなれる(新しいコンボや立ち回りを素早く習得したり、新しいキャラクターをすぐに使いこなす事ができる)
これらの要素に秀でている人は、総じて
少ない試行回数でゲームに適応し、早い段階から実力を発揮する傾向にあります。
こういった人を間近で見ていると、
自分とはまるで別世界の人間のように感じる事もあるでしょう。
「生まれ持った才能・センスの差は本当にある」と、
そう感じてしまうのは無理もないかもしれません。
しかし、これを生まれ持った「才能」だけの問題だと決めつけるのは早計です。
何故なら、これらの要素は
普段の習慣や取り組み方の違いによって作られる部分が大きいからです。
2. ゲームセンスは誰にでも公平

頑張っても成果が出ない時期というのは誰にでもあります。
そういった時に「才能のせい(自分の行動や人格は悪くない)」という他責思考に陥る事は、誰しも一度は通る道です。
何故かと言うと、そうでもせずにはいられないほど
「すべては自分に責任がある」と認めるのは辛くて苦しいものだからです。
格闘ゲームでも、対戦で敗北する経験を積み重ねていく内に
- 「自分には”人間性能”がないから勝てない」
- 「レジェンドランクに到達したり、プロゲーマーになったりする人は”人間性能”が違う」
このように考えるようになったという人は、きっと少なくないでしょう。
しかし、事実として格闘ゲームにおける「人間性能」とは生まれ持った才能とは異なる代物です。
実は誰にでも備わっているものであり、後天的な努力と工夫で引き出す事が可能です。
- 反応速度→訓練と経験で鍛えられる
- 操作技術→反復練習で向上する
- 読み合い→読み合い(じゃんけん)の仕組みを理解する事で上達する
- 集中力→プレイ環境や日々の習慣を変えることで向上する
- 記憶力→知識の習熟と日々の習慣により工場する
- 短時間の練習で上手くなるセンス→経験の積み方や環境(プレイヤー同士の人間関係)によって上達スピードは変化する
こういった感じで、
優れた技術やセンスを持つ人は必ず何らかの過程を経て身に着けています。
「人間性能が高い人」というのは
「特別な才能を持っていた」「努力する才能があった」訳ではありません。
適切な環境や習慣のもと、成長してきたのです。
3. 「人間性能が高い」と言われる人の取り組み方

では、ここからは具体的にどのような行動・取り組み方に努めれば
「人間性能がない」と言われる人が、「人間性能が高い」と言われるプレイヤーになれるのかについて解説してきます。
① 普段の練習の”質”を高める
特に短時間の練習で上手くなれる人や、上達するスピードが速い人というのは
意識して「質」の高い、効率の良い練習に取り組んでいます。
- 課題を意識して練習する(基本動作やコンボの練習・対策等、特定の課題を集中的に磨く)
- 勝敗の理由を分析する(負けたときに「なぜ負けたのか」を考え、現在の自分の課題を見つける)
- プレイの再現性を高める(トレーニングモードでコンボや起き攻めの精度を磨き、対戦相手の戦い方に左右されにくい勝ちパターンを形成する)
- 上昇志向の強いプレイヤーが集まる環境に行く(向上心に溢れるプレイヤーが多い環境に出向く事で有益な情報を得やすくなり、熱量に満ちた環境に染まる事で「自分も上達したい」というモチベーションが自然と生まれる)
上達するためには、練習の「量」も勿論欠かせません。
しかし練習の「質」も高めていかなければ、
最悪の場合ただただ時間だけを浪費する事態を招きます。
ゲームに限らず、何事も成長のスピードは「質」と「量」の掛け算により加速します。
どちらかだけに偏らせるのではなく、双方をバランスよく高めていきましょう!
② 生活習慣を整える

意外かもしれませんが、日常の習慣は「人間性能」に直結します。
- 十分な睡眠を取る(集中力・反応速度・精神の安定性が向上する)
- 適度な運動をする(脳の働きが良くなり、操作精度も向上する)
- 栄養バランスの良い食事をする(脳の機能が活性化する)
これらの要素が整っていると
ゲーム中のパフォーマンスの安定感、日頃の練習の質、戦略の発想力が向上します。

格ゲーの対人戦は所謂エンドコンテンツであり、
その気になればいくらでも遊べてしまうゲーム性です。
そのため、格ゲーに熱中すること自体が生活習慣が乱れる原因になりがちです。
それに伴い、自分の身体が本来持ち得る「人間性能」が発揮されない事態を招きます。
この落とし穴にハマる事で、「誰よりも努力しているはずなのに勝てるようにならない…」と感じるようになってしまうのです。
格ゲー”だけ”をやる事に執着して、ただただ時間のみをかけるのは
正しい努力とは言えません。
ゲームが上手くなるために自分の空き時間を全て捧げてやり込んだ結果、
ゲームが下手になるだなんて本末転倒もいいところです。
効率よくゲームが上手くなる為にこそ、生活習慣を整えましょう!
③ シンプルに思考する

「人間性能が高い」人と聞くと、未来予知能力じみた「読み」の強さを持っていたり、
大量の知識・情報を一気に処理できるスーパーコンピューターのような頭脳の持ち主を
想像するかもしれません。
ですが、実際のところ「人間性能が高い」人というのは、
シンプルな思考をする人がほとんどです。
頭の中が整理されていて、クリアに冴えているからこそ、
- 簡素ながらも要点は外さない的確な視点
- 相手の動きに咄嗟に対応する反応速度
- 目の前の試合・対戦相手の狙いと傾向を探る集中力
- 試合の流れを俯瞰し、大局的に考える冷静さ
といった要素を併せ持つ事ができます。
このシンプルな思考を身に着けるためには、
以下のような取り組み方をしてみるのがオススメです。
- 対戦中に無駄な事を考えずに済むよう、情報を精査する(実用的とは言えないネタコンボ・魅せコンボ等を覚えない)
- やる機会が多い操作・テクニック等に関しては、無意識レベルで行える(何も考えなくてもできるようになる)まで反復練習
- 可能な範囲で、対戦中に気を紛らわす要因となるものを排除する(格ゲー以外のアプリ、デュアルモニター、テレビ、スマホ等)
ただ知識を詰め込むのではなく、
対戦中に無駄な事を考えずに済む事を意識して準備していきましょう!
まとめ
- 人間性能が高い人とは、反応速度・操作技術・読み合いの強さ・集中力・記憶力・上達スピード等に長けている人のこと
- 総じて少ない試行回数でゲームに適応し、早い段階から実力を発揮する傾向にある
- しかし、人間性能とは決して先天的なものではない
- ゲームセンスは誰にでも備わっており、後天的な努力で引き出せる
- 反応速度や操作技術は、適切な練習で向上する
- 集中力や記憶力は、日々の習慣を整える事で向上する
- 読み合いは、ゲーム内で行われる駆け引き・じゃんけんの仕組みを理解すれば上達する
- 上達のスピードは、どのような環境に身を置くかにより変化する
- 人間性能を高めるために、ゲームへの取り組み方を変えよう!
- 練習の「質」を高める
- 生活習慣を見直す
- 情報を整理し、対戦中はシンプルに考える
- まとめ:「人間性能」は工夫次第で鍛えられる!
関連記事
おわりに

繰り返しますが、格闘ゲームにおいて「人間性能が高い」と言われる人は
決して生まれつき特別な才能を持っていたわけではありません。
最初から強いプレイヤーなんて、この世に存在しません。
どんなに上手いプレイヤーも、最初はみんな初心者でした。
彼らは適切な努力と習慣によって、己の「人間性能」を成長させてきたのです。
どんな人であろうと、適切な努力と習慣を積み重ねれば、
後天的に「人間性能が高い」プレイヤーになることができるでしょう。
それでは最後に、
この記事を通して最も伝えたかった事を言わせてもらいます。
それは、もしこの記事を読んでくれているあなたが今、
「自分には人間性能がないから勝てない」と感じているなら、
どうか自分の限界を勝手に決めないで欲しい、ということ。

最初から格ゲーが上手い人が存在しないように、
最初から人間性能を持たない人だって存在しません。
少なくとも筆者はそう考えています。
つまり、此処まで読んでいるあなたのように
「自分には人間性能がない」もしくは「自分には何の才能もない」と思っている人は、
過去の体験をきっかけに、自分の才能を見失ってしまっているのです。
- ランクマッチで思うように勝てなかった
- 同じ人に何十連敗もした。腕を磨いて再戦しても全く通用しなかった
- 自分と歳が近い(もしくはもっと若い)プレイヤーにあっさり追い抜かれた
といった格闘ゲーム内の体験がきっかけである人もいれば、
ゲーム以外で
- 身近な人から心無い言葉をかけられながら生きてきた
- 勉強やスポーツなどの競争を通して、誰かに格の違いを見せつけられた
- 何かに挑戦する様を誰かに笑われ、批判された
といった体験をした人もいるのではないでしょうか?
そうして、知らず知らずのうちに
「自分には才能がない」と思い込まされているのではないでしょうか??
その「自分には才能がない」という思い込みこそが、
あなたの才能を封じ込めている元凶なのです。
「思い込む力」ってのは実は凄いものでして、
自分にはできない・無理・向いてないと思い続けていると、
どんな些細な事でも本当にできなくなっていくのです。
これは筆者の僕自身も、身をもって体験しました。
例えば、今の僕は日々の生活習慣として毎朝の散歩を取り入れているのですが、
ほんの数年前までの僕は「自分に運動は向いてない」という思い込みで
僅か数分の散歩ですら、本当に”できない”という有様だったのです。

逆に言えば、思い込みの力が物凄い効力を持つからこそ、
自分にはできない・無理だというネガティブな思い込みを捨てて、
自分にはできる・なんとかなるとポジティブに思い込むよう努めることで
色んな事が案外簡単にできるようになって、世界が広がるのだと伝えたい。
これは格ゲーだって同じです。
少なくとも、僕はそう確信しています。
今思えば、僕がなかなか格ゲーが上達できず悩んでいた根本的な原因は
数々の”思い込み”に支配されていたからでした。
- (リュウ等の)バランスのいいキャラが自分に合っている
- 攻める戦い方は、自分には向いてない
- リスクを完全に排除して、守り切って勝てるプレイヤーが一番強い
- 何も考えずゲームだけしまくれば、必ず上手くなれる
- 同じコミュニティの人間からは、嫌われないようにしなければならない
僕がゲーマーとしても人としても一皮剝ける事ができた時というのは
決まって、こういった”思い込み”を捨てられた時だった。
あなたにだって、きっとできます。
まずは、虚勢でもいいんです。
何事も、自分にはなんでもできるという心持ちで臨んでいきましょう!
自分を信じて、常に新しい事に挑戦し、成長しようとする姿勢こそが
”人間性能”の本質です。
そんな訳で今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
その他におすすめしたい記事はこちら
☟ ☟
かくぶろ@格ゲーブロガー拓(@takukakugamer)さん / X
質問やご意見・ご要望など、筆者に直接連絡したい事があれば、
下のコメント欄やお問い合わせフォームまでどうぞ!